いいねぇ〜 江戸売り声

著者 :
  • 素朴社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903773155

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  • 江戸時代の物売りのセリフを再現し、絵と共に解説。
    序章 江戸庶民の一日は売り声とともに
    第一章 稀にみるエコライフを支えた物売りたち
    第二章 四季を運んでくれた売り声
    第三章 朗らかな口上
    「いいねぇ~ 江戸売り声」に寄せて

    江戸庶民の生活を支えた物売りたちの声。
    それは、食品、おかず、調味料、菓子、飲み物、薬、玩具。
    寿司等のファストフード、張り板や笊、箒の道具。季節の風物。
    焼き接ぎや箍屋、かまど等の、専門の職人の修繕の流し。
    髪の毛や古紙、古傘、灰等の、不用品の買い取り。
    取り替えべえ飴売りは、釘や鉄屑などを飴と交換。
    長屋に居るだけで、生活のあらゆる事のニーズが補える。
    エコ、リサイクルやリユースにも繋がるのも、売り声。
    記録が無く、想像のセリフも若干ありますが、
    現在では江戸時代の生活が分かる資料です。
    CD等の音源があれば、聞いてみたいなぁ。

  • CDがついてたら良かったなあ〜と思います。
    風俗が判るのはとても面白い。絵で見るというのもなかなか楽しかったです。

  • 図書館で見かけて。物売りの声というよりも江戸の生活が垣間見えるところがよかった。
    ●面白かった点
    生活の解説がいい。
    ●気になった点
    創作とそうでないのとの区別がない。一部は解説にあるが、はっきり書いて欲しい。

  • 江戸では本当に色んな物売りがいたんですね。
    売り声が聞こえてきそうでした。
    売るだけじゃなくて、ろうそくの燭台にたまった流れを買ったり、竈の灰まで買ったりする人までいたんでるねぇ。
    物が貴重だった江戸時代は超エコ時代。

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