日本の薬はどこかおかしい!

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  • 青志社 (2008年7月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903853338

日本の薬はどこかおかしい!の感想・レビュー・書評

  • 生まれたときにC型肝炎ウイルスの混じった血液製剤を投与されたためにC型肝炎に感染し、自分だけでなく被害者全員の救済を求めて薬害訴訟原告団に加わった福田衣里さん。
    ムコ多糖症という、これまで安全な治療法がなかった難病のお子さんのため、そして患者全体のために、日本では承認されていない治療薬を使えるよう尽力された中井まりさん。
    ともに国・厚生労働省の薬事行政の不作為によって図らずとも国と闘う運命を背負ってしまったが、泣き寝入りせず、堂々と立ち向かったお二人の対談。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    授業でこの本の一部を読んで、「知る努力」をしなきゃいけないと思い、とりあえず読んでみた。
    すごく読みやすく、何も知らない私でもわかりやすいよう注釈があって凄く為になった。
    今まで日本の医療は進んでると思ってたし、医者から出される薬なんて、一番心配から遠い存在だと思っていたのに、大間違いだった…し、この「医者」や「国」への絶対的信頼みたいな物が逆に知ることとか、自分で考えることを妨げていた気がする。

    まず、「薬害」ときいて何を思い浮かべる?と聞かれて私は何も答えられなかった。

    次に、「薬害の原因は何だと思う?」と言われて、製薬会社かなあ?とだけ、漠然と考えた。

    実際に薬害エイズ、C型肝炎、サリドマイド児、ムコ多糖症…に苦しんでいる方の本や映像をみて、何も知らなかった、知ろうとしてなかった自分が恥ずかしいと思った。
    そして、自分にも起こりうること、他人事では決して無いことを知った。
    製薬会社だけの問題じゃないね…何でこんな必要とされる薬の認証に膨大な時間がかかって、なんで認証されたはずの薬が新たな病気を生む状態になってしまってるのか…

    もう一つ驚いたのは、病に苦しみながら、苦しむ家族を支えながら、国と闘ってくれてる人に対しての誹謗中傷ってそんなことする人がいるというのは、何とも比べられないくらい恐ろしいと思った。
    差別もそう。何でこれだけ簡単に情報が手に入る世の中になったのに、差別する前に、その相手、病気についての情報が集められないのか。
    …逆にいえば知らないからこそ、差別出来るのであって、それは自分の低俗さを世に知らしめていることになっているのすら気付いてないのよね。

    ただ、今の私だってやっと「知る」段階に来ただけで、全然まだわかってないし、何の力にもなってない。
    知っていたって何か行動しなければ、それは知らないのと同じような物だと私は思う。
    具体的に何したらいいのか…とりあえず…身近な人にこの本をすすめることから始める…
    図書館で借りたんだけど、人に貸せるように買う…
    とりあえず…そこから…

  • お友達・中井まりさんの対談集。
    内容はかなり専門的。

  • この本を読んで、試験の勉強も大切だが、今の社会がどうなっているか知ることも重要だと強く思いました。
    ずっと研究室にいると、井の中の蛙になってしまうかもしれません。
    社会の流れをつかんで、社会に貢献できるようになりたいと思うきっかけになった本です。

  • ドラックラグと薬害の問題に対して、薬局薬剤師が出来ることは何だろう

    とくにオーファンドラッグに対してのドラックラグは深刻だと思う。

    製薬企業にしてみれば、市場が少ないという大前提プラス、日本はさらに時間とコストがかかってしまうのが問題。

    しかし、患者さんにしてみれば、薬があるのに日本では使えない。

    こんなに悲しいことはない。

    『薬は、病気を救うこともあれば、肝炎の様な悲劇を生むこともある。

    また、薬があるのに使えなくて、待っている人たちがいる。』

    患者さんたちが、一生懸命訴えている。

    私達、薬剤師に出来ることは何だろう

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