創発的破壊 未来をつくるイノベーション

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 349
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908274

作品紹介・あらすじ

多額の負債、長引く不況、そして東日本大震災という試練に直面している日本。
だが、国内、海外問わず、すでに「未来」は起きている! 
歴史を見ても、西山弥太郎、大隈重信はじめ、困難を乗り切り、大変革を起こした先例がある!
本書では、そうした事例を多面的に考察し、日本のパラダイム・チェンジの方向性を導き出す。
「静かなるジャスミン革命」は、強力なリーダーや既存の組織によってではなく、一人ひとりの小さな動きによって「創発的に」起こる――。
未来への希望が詰まった、著者渾身の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 金儲けが全てじゃない。世界レベルで皆が幸福になれる術を考えていけば、自ずと自分の利益にも繋がるという事。明るい未来を信じて、私にも出来る事から始めて行こう。

  • 創造的ではなく、創発的。

    創造的破壊は強烈なリーダーが必要だが、創発的破壊は、上からでなく、個々人の小さな発言やイノベーションが、大きな波動を下から生み出すものである。

    そう、中東で起こったジャスミン革命のようなパワーが今の日本に必要なようです。

    非常に刺激になる一冊でした。

  • 大隈さんの章が熱かった。
    セカンドハウス構想、広がってほしい。

  • これからの未来を考えるには、今まで人がどのようにパラダイムシフトを乗り越えてきたかを、知ることも役立つと思った。

  • ”<一言>

    <読書メモ>

    <きっかけ>
     出版されたとき気になる存在だったが、twitterで六本木ヒルズアカデミーの講演の話をみて購入。”

  • ビジネス

  • 明治維新のイノベーター 大隈重信も紹介。廃藩置県と日本史では軽く扱うが、確かに物凄い変化を実現したよな。

  • 170405読了

  • 震災の直後に出版された本で、エネルギーや社会制度など、復興に向けた新たな枠組みを作る必要性が説かれている。
    イノベーションの定義、歴史上の人物から学べること、ソーシャルアントレプレナー的な活動の紹介を通した、ポスト資本主義の方向性の提示など、一つ一つの内容が興味深い。

    ただ、震災から5年半がたち、いつのまにか、震災前の社会に戻ってきている現在からみると、ああ、結局は、こういう発想で社会を変えることは、やはりできなかったのかなぁ、と少々寂しい気持ちにさせられる。

    最後に紹介されているW.チャーチルの言葉が印象的。

    A Pessimist Sees the Difficulty in every Opportunity.
    An Optimist Sees the Opportunity in every Difficulty.

  • やはり元気が出る。個人の営み、世界から見た日本はとても共感した。なぜかやる気にさせてくれる本。読みやすい文体もよい。ユヌス氏は本人の談話周辺を追いかけてみようと思う。

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著者プロフィール

一橋大学教授

「2015年 『オープン・イノベーションのマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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