- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908274
作品紹介・あらすじ
多額の負債、長引く不況、そして東日本大震災という試練に直面している日本。
だが、国内、海外問わず、すでに「未来」は起きている!
歴史を見ても、西山弥太郎、大隈重信はじめ、困難を乗り切り、大変革を起こした先例がある!
本書では、そうした事例を多面的に考察し、日本のパラダイム・チェンジの方向性を導き出す。
「静かなるジャスミン革命」は、強力なリーダーや既存の組織によってではなく、一人ひとりの小さな動きによって「創発的に」起こる――。
未来への希望が詰まった、著者渾身の一冊。
感想・レビュー・書評
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金儲けが全てじゃない。世界レベルで皆が幸福になれる術を考えていけば、自ずと自分の利益にも繋がるという事。明るい未来を信じて、私にも出来る事から始めて行こう。
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創造的ではなく、創発的。
創造的破壊は強烈なリーダーが必要だが、創発的破壊は、上からでなく、個々人の小さな発言やイノベーションが、大きな波動を下から生み出すものである。
そう、中東で起こったジャスミン革命のようなパワーが今の日本に必要なようです。
非常に刺激になる一冊でした。 -
大隈さんの章が熱かった。
セカンドハウス構想、広がってほしい。 -
これからの未来を考えるには、今まで人がどのようにパラダイムシフトを乗り越えてきたかを、知ることも役立つと思った。
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”<一言>
<読書メモ>
<きっかけ>
出版されたとき気になる存在だったが、twitterで六本木ヒルズアカデミーの講演の話をみて購入。” -
ビジネス
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明治維新のイノベーター 大隈重信も紹介。廃藩置県と日本史では軽く扱うが、確かに物凄い変化を実現したよな。
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170405読了
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震災の直後に出版された本で、エネルギーや社会制度など、復興に向けた新たな枠組みを作る必要性が説かれている。
イノベーションの定義、歴史上の人物から学べること、ソーシャルアントレプレナー的な活動の紹介を通した、ポスト資本主義の方向性の提示など、一つ一つの内容が興味深い。
ただ、震災から5年半がたち、いつのまにか、震災前の社会に戻ってきている現在からみると、ああ、結局は、こういう発想で社会を変えることは、やはりできなかったのかなぁ、と少々寂しい気持ちにさせられる。
最後に紹介されているW.チャーチルの言葉が印象的。
A Pessimist Sees the Difficulty in every Opportunity.
An Optimist Sees the Opportunity in every Difficulty. -
やはり元気が出る。個人の営み、世界から見た日本はとても共感した。なぜかやる気にさせてくれる本。読みやすい文体もよい。ユヌス氏は本人の談話周辺を追いかけてみようと思う。