THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」

著者 :
  • ミシマ社
3.77
  • (57)
  • (97)
  • (79)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 1266
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908373

作品紹介・あらすじ

365書店の「達人」が心からオススメする365冊。
本屋巡りの旅に出たくなる、ブック&書店ガイド!

感想・レビュー・書評

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  • 2012年8月発表。


    最近多い書店員さんがオススメ本を紹介する企画本の中では、
    一番面白くて愛がいっぱいで
    且つ使えるなと思いました(^O^)


    普段一番本に近い場所で働く人たちの
    どうしても届けたい一冊と共に
    次に読んで欲しい一冊を
    それぞれ挙げているところがいいですね♪


    手書きのキャッチコピーと
    なぜその本が好きなのかが伝わってくる
    本に添えられた
    書店員さんのコメントがまた素晴らしくて、
    読んでみようかなという気にさせられます。


    しかし
    本好きの店員さんだけに
    たった一冊を選ぶことの苦労は
    分かりすぎるくらい分かるし、

    自分なら何を選ぶんやろって
    ちょっと考えてしまいました(笑)



    今、本が売れなかったり
    本に宿るチカラを知らない人が増えてる現状だけど、

    本を読むことは
    現実から目をそらすことなんかでは
    決してないと思う。


    読書とは
    現実を超え、
    あらたな世界を見いだすための栄養であり、
    エネルギーです。


    自分を取り巻く
    クソったれの現実に屈せず、
    はるか高く高く舞い上がるための
    起爆装置なんだと思う。



    しかしこの本を見ると、
    人の心を掴んで離さない
    未知の本が
    まだまだ沢山あることに嬉しくなるし(笑)、

    どんなときでも
    本を読み
    物語に熱中し、
    別の世界に耽溺できる喜びを知っている自分で
    本当に良かったって思います。



    全国の書店員さんが
    1日1冊で365日分、

    ジャンルは問わず
    小説から、科学、辞典に
    絵本に写真集に自己啓発本など
    バラエティーに富んだ選出なので
    アナタにも合う一冊が
    必ず見つかりますよ(^_^)v
    (しかも書店員さんが働いている書店の地図も載っているので、趣味が合う書店員さんに会いに行けちゃいます笑)

  • 中高生におすすめする『THE BOOKS green』を持っていて、金欠の時!など「次はこの本が欲しいなぁ」なんて時々読み返して本が買いたい欲求を我慢してる(*^^*)365冊+次の一冊が載っているので、読んでも読んでも読みたい本が尽きない。それが、たまらなく嬉しい。
    その本の前に発売されていたのが、この『THE BOOKS』こちらも、365冊+次の一冊。greenとは365冊は被っていない。だからこの二冊で1400冊以上の本が紹介されている。更に、どの本も本屋さんの「達人」が心からオススメするものだから、選ばれる本も千差万別、どれも好奇心がそそられるものばかり。見てるだけでワクワクする。
    この本は2012年に出版されている。それから今までに沢山の新しい本が発売されているし、ベストセラー本も出ている。でも、本は何年経っても、魅力的なものは魅力的だし面白いものは面白い。本との出会いは運命的なものが働くと思っているから、自分に必要なときに本からそっと近付いてきてくれると信じてる。それに気づくか、気づかないかは自分次第。
    紹介されている本の中には、本好きさんにとってそんな一冊になる本がきっとあると思う。一度、パラパラと捲ってほしい。

    • nejidonさん
      地球っこさん、こんにちは(^^♪
      いつも楽しそうなレビューで、読んでいるこちらも楽しくなります。
      そしてそして、このレビューが「THE ...
      地球っこさん、こんにちは(^^♪
      いつも楽しそうなレビューで、読んでいるこちらも楽しくなります。
      そしてそして、このレビューが「THE BOOKS green」をちゃんと読むきっかけになりました。
      また小説ばかりなんだろうなと、食指が全く動かなかったのですが、
      読んでみたらそのバラエティに富んだ内容にビックリでした。
      よく読みもしないで判断するなんて、いけませんよねぇ、反省してます。
      ところでこの本はTHE BOOKS greenの選書とはカブってないんですね!
      ではこちらも読まねばなりません・笑
      いつも興味深いレビューで、嬉しい限りです。
      また読みにうかがいますね。ではでは。
      2018/05/23
    • 地球っこさん
      nejidonさん、こんにちは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      nejidonさんに興味を持っていただいて嬉しいです。このブ...
      nejidonさん、こんにちは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      nejidonさんに興味を持っていただいて嬉しいです。このブックガイドはnejidonさんの仰るとおり小説だけではなくバラエティーにとんでいて、見ているだけでワクワクします。ブックガイドの楽しいところは、知らない世界に出会えることは勿論のこと、何だか紹介されている本を読んだ気持ちにさせてくれるところでしょうか 笑
      そうそうこのシリーズは、メインの本は被ってないようですが、「次の一冊」は重なっていることもあります。
      私のレビューは、レビューじゃなくて日記のような感想文のようなそんなものなので、nejidonさんのような人を惹きつける素敵なレビューには憧れます♪♪到底私にはそんなレビューはムリだと分かっているので、これからもきっと読書感想日記になるでしょう。でも、自分が楽しく続けられたらそれが一番ですよね♪・・・ね?
      2018/05/23
  •  私が皆さんから、どうしても届けたい10冊を選んでくださいと言われたら、この本をその中に入れます。

  • 書店員さんおすすめの本が、書店員さんの手書きキャッチコピーとともに紹介されているブックガイドです。書店員さんの熱い思いが伝わってきます。読みたい本がたくさん見つかりました。今後、何度も開く本になると思います。

  • 読ませたい本を紹介するという行為は、本好きにとって至福の時です。本好きは孤独に本と向かい合っていますが実は誰かと本の話をしたがっている人が多いのではないかと思っています。
    しかし世の中に本は無数にあるので、お互い読んだ事が無い本の話をしてもいまいち盛り上がらない。そうすると同じ本を読んで語り合うか、一方的にお勧め本を紹介するかなんですが、こういう風にあなたのお勧め本教えてくださいなんて言われたら、迷い過ぎて数日は不眠症になるんじゃないかという気がします。
    恐らくこれを言われた書店員さん達も、うれしいのはもちろん、悩みすぎて眠れなくなったんじゃないですかね。
    素直にフェイバリットを上げられればいいのですが、心のどこかにもっとすごい本なかったか。という邪念が入ると思うんですよね。東野圭吾の1冊が大好きでも、あまりにもメジャー過ぎて言えないというのも同じで。
    出来れば偏愛本の本も作って欲しいですね。自分自身が愛してやまない本を知りたい!

  • 全国の書店員さんオススメの一冊が、日めくりカレンダーのように紹介されていきます。
    読むというよりは眺める感じですが、手触りもよくパラパラと。

    個人的に面白いと思ったのは、"次の一冊"も紹介されているところでしょうか、
    ここ最近文脈棚にも興味があるので、こういった「つながり」も楽しくて。

    暦にあわせる形で一日に一冊づつ並んでいますので、ふと思い立ったら、
    自分や家族の誕生日・記念日をキーに探してみるのもまた、つながりでしょうか。

    ん、大晦日がカーの『歴史とは何か』であったことに、ある種運命的なモノも感じたり、なんて。

  • 本を愛する人たちによる 本を愛する人たちに贈る 愛すべき本を紹介した本。

    小説以外にも絵本、実用書、ビジネス書、専門書など多岐に渡るジャンルの本が、
    書店員さんのコメント付で紹介されていて
    だいぶ読む本が偏っているわたしには新しい本との出会いがいっぱいでした。

    そして、それよりなにより、本に対する愛情に満ち溢れていて
    こんなに愛されてる本があるんだ こんなに本を好きな人がいるんだ
    と思って、思わず目頭が熱くなりました。

    いまいちばん行ってる本屋さん、地元の昔から行きつけの本屋さん
    どっちも入ってて、それがなんかすっごくうれしかった。

    ちなみに、既読の本は35冊。約1割。
    意外と多いのかな?どうなのかしら。

  • 全国365書店の店員さんたちが、『これだけは、どうしても届けたい』と思っている一冊を紹介した本。

    読みたくなった本をメモメモ・・・・・・アレ?書ききれない(汗)

  • 普段、本に接している時間の長い書店員さんのオススメ本を紹介している一冊。
    本の内容よりむしろ、自分がその本から受けた影響についてのエピソードが多いかな。
    一人一冊ずつ365日分なので、まるで日めくりブックレビューみたい。
    もちろん商業目的でなく、本を愛する店員さんたちの、個人的おすすめ本の数々だから文芸あり、絵本あり、ビジネス書ありと、ジャンルは多岐にわたる。
    書店で目にするポップみたいな手書きの一文が添えられていて、まるで書店をフラフラと歩き回って過ごす休日のような気分を味わえるところもちょっといい。
    私だったら、何をオススメするかなぁ。
    と書店員でもない私だけど、ついつい妄想してしまう(笑)

  • ここ最近、私のブクログの活動が活発化しています。
    その最たる理由は、本書を見つけてしまったからです。
    興味を持っていない分野からの叫びが聞こえる機会ってのは貴重ですね。
    漠然と興味があったけど取っかかりが分からなかった分野が展けたのも嬉しい。
    「贅沢は味方 もっと欲しがります、負けたって」椎名林檎の歌が聞こえてくる。
    読もう、もっと読もう、街に出るために。

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