飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの

著者 :
  • ミシマ社
3.50
  • (5)
  • (10)
  • (8)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 121
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908403

作品紹介・あらすじ

「『人より損をしたくない』などと考えていては、結局ロクでもないもんしか口にできない」
「街場」の男・江弘毅の至言が、現代日本を駆け抜ける!

「たとえハンサムであろうと、稼ぎが良かろうと、いい店を知らない男には娘を嫁に出してはいけない」
「街の景色が変わるごとにお好み焼きが変わる」「街を舐めるな」……。
「世界一うまいものがうまいように食える街」大阪、そことはちょっと違う京都と神戸。
三都の「街的」を語り放った、極上の21篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんだか勇気づけられる本。
    そして、すぐにでも大阪へ、京都へ、神戸へと行きたくなってしまう本。
    サイコーです。

  • 「店」という社会化された場所は、町場にとって大きな魅力だ。
    グルメ的思考ではなく、町そのもののありようが大きな魅力。

  • ミシマ社の最新刊は「平日開店ミシマガジン」で好評連載中の食のコラム集。いわゆる「グルメ本」ではなく、そういう類の情報では掬いきれないディープな(あるいは素朴な〉情報、心構えについて独特の文体で書かれていて飽きさせない。それにしても大阪という街が持つエネルギーと人々の暮らし方には本当に圧倒される。これまた良本。

  • 読み終わったー!おもろかったー!久々大阪帰って来て、衝動買いした本やけど、すごい大阪感じれた。「うまい口になる」ってのよう分かる。そしてここに載ってる店々に行きたい、けどなんかそれはちゃう気が…でも多分行くやろな。

  • 大阪・神戸・京都の主に下町の安くて旨くて心休まる胃も身体にも優しいお店を著者が日常的に利用しているとっておきのお店を紹介するエッセイです。

     前回に引き続き、出版社の原点を目指す小さな出版社”ミシマ社”発行の関西3都で足を遣って見つけた飾らない暖かく包んでくれそうな旨いお酒と食べ物を提供するお店が載った本を紹介します。

     著者は”ミーツリジョーナル”を立ち上げ12年間編集長を務めた街探し・旨い物探しプロです。
    (該誌は関西地区の主に街と食を扱った月間誌で関西の書店には大抵置いてあります)

     関西といえば”粉もん”ですが著者は全国的に言われるナニワの粉もんとはキッチリとしたカテゴリーがあると語ったり、鱧(はも)食文化の違いを本場と云われる京都と大阪更には産地である淡路での比較取材を行ったり、鰻については東京焼きと関西焼きを実際に関東と関西の老舗鰻名店で食べ比べをしてみる等実に行動力溢れ説得力とついついお店にフラフラと行きたくなる様な美味しい表現で空腹時に読むのは厳禁です。予定外の外食となってしまう事請け合いです!

  • ★★2.5
    そうです、大阪の食文化はメディアに吹聴される粉モンどころじゃないんです。
    しかしまぁ文章が、お洒落雑誌特有のやつでわかりづらかった。

  • 世界一なんや!

    内田センセが書評書かれたそうです。
    http://blog.tatsuru.com/2013/01/28_1348.php

    ミシマ社のPR
    「「『人より損をしたくない』などと考えていては、結局ロクでもないもんしか口にできない」
    「街場」の男・江弘毅の至言が、現代日本を駆け抜ける!

    「たとえハンサムであろうと、稼ぎが良かろうと、いい店を知らない男には娘を嫁に出してはいけない」
    「街の景色が変わるごとにお好み焼きが変わる」「街を舐めるな」……。
    「世界一うまいものがうまいように食える街」大阪、そことはちょっと違う京都と神戸。
    三都の「街的」を語り放った、極上の21篇。

    街が街であるために、現代日本へ贈る劇薬エッセイ!! 」

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府岸和田市生まれ。編集者・著述家、神戸松蔭女子学院大学教授。89年『月刊ミーツ・リージョナル』を創刊に携わり、12年編集長を務める。ファッション・ページも長く担当。「街場」を起点に多彩な活動を繰り広げている。『K氏の大阪弁ブンガク論』(ミシマ社)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『いっとかなあかん店 大阪』(140B)など、大阪について書かれたもののほか、『「街的」ということ』(講談社)、『有次と庖丁』(新潮社)、『神戸と洋食』(神戸新聞総合出版センター)などの著書がある。

「2023年 『なんでそう着るの? 問い直しファッション考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江弘毅の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×