飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 121
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908403

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  • 大阪・神戸・京都の主に下町の安くて旨くて心休まる胃も身体にも優しいお店を著者が日常的に利用しているとっておきのお店を紹介するエッセイです。

     前回に引き続き、出版社の原点を目指す小さな出版社”ミシマ社”発行の関西3都で足を遣って見つけた飾らない暖かく包んでくれそうな旨いお酒と食べ物を提供するお店が載った本を紹介します。

     著者は”ミーツリジョーナル”を立ち上げ12年間編集長を務めた街探し・旨い物探しプロです。
    (該誌は関西地区の主に街と食を扱った月間誌で関西の書店には大抵置いてあります)

     関西といえば”粉もん”ですが著者は全国的に言われるナニワの粉もんとはキッチリとしたカテゴリーがあると語ったり、鱧(はも)食文化の違いを本場と云われる京都と大阪更には産地である淡路での比較取材を行ったり、鰻については東京焼きと関西焼きを実際に関東と関西の老舗鰻名店で食べ比べをしてみる等実に行動力溢れ説得力とついついお店にフラフラと行きたくなる様な美味しい表現で空腹時に読むのは厳禁です。予定外の外食となってしまう事請け合いです!

著者プロフィール

1958年、大阪府岸和田市生まれ。編集者・著述家、神戸松蔭女子学院大学教授。89年『月刊ミーツ・リージョナル』を創刊に携わり、12年編集長を務める。ファッション・ページも長く担当。「街場」を起点に多彩な活動を繰り広げている。『K氏の大阪弁ブンガク論』(ミシマ社)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『いっとかなあかん店 大阪』(140B)など、大阪について書かれたもののほか、『「街的」ということ』(講談社)、『有次と庖丁』(新潮社)、『神戸と洋食』(神戸新聞総合出版センター)などの著書がある。

「2023年 『なんでそう着るの? 問い直しファッション考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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