- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908410
感想・レビュー・書評
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「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」「偉大なる、しゅららぼん」「プリンセス・トヨトミ」どれを取っても”まきめ”ワールド全開で不思議で意味不明しかも毎作ヘンテコなキーワードや呪文とどんな思いつきなのか普通の人間の想像を超越する設定等毎作毎作期待を裏切らない作家さんの最新エッセイ集がミシマ社から出版されました。
ミシマ社は自由が丘にオフィスを構えて京都の普通の民家ではオフィス兼本屋をも運営している取次ぎを通さない出版社として有名で希少な興味深い単行本を次々と出版されている会社です。
書評に戻りますが、”ホルモォォォォォ~”や”しゅららぼん・・・”、鹿がしゃべったり・小オニが街を闊歩する、大阪城の地下には大阪国の本丸だったりと、、、著者の計り知れない想像力に感心すると同時に現実世界でもこんな気持ちで生きられると楽しいかも知れない等と不謹慎な想いになってしまいます。
やはり本エッセイも破格の常識はずれな何だそれ本でした。ひょんな事から(いや著者の人生は全てひょんな事から始まっているのかも知れない・・・)ひょうたんの種を購入しあまりの熱中さは全日本愛瓢会(あいびょうかいと読みます)会員になるというセンスには感動です!!! どこを切り取っても楽しく読めるエッセイです。
奥付けの瓢箪親子のイラストがとても可愛いです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本読んだことなかったけど
脳内どうなってるって感じで面白かった〜
ひょうたんに歴史に株の話に…引き出しすごい-
2020/06/14
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2020/06/15
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万城目さんって、アジアでも売れてるんだね〜。鴨川小鬼って、笑えた^ ^
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万城目学氏のエッセイ集.
氏にかかれば日常が面白いものに思えてくるから不思議だ.
どうやら万字固めにあったらしい. -
2013.12.04読了。リアル侍JAPANのサッカー。絶対見ることはできんけど、見てみたいし、想像できるさすがの万城目ワールド!
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万城目さんのエッセイにも、震災の話が出てくるとは。
まさか東電の株主総会の話で、予想ナナメ上。「え、そこなの!?」という切り取り方と、どっか醒めた観察眼が冴えまくりでした。
戦国武将でリアル侍ジャパンを妄想する話に爆笑。
スポーツに疎いので、これまで観戦記では少々おいてけぼりをくらっていましたが(知らなくても面白いけど)、今回は「うんうん、わかるー」と、一緒に妄想してしまいました。
食べ物エッセイあり、掴みどころのない短編ありで、雑多ではあるけれど色々な万城目さんが見られて満足。
「とっぴんぱらりの風太郎」のエピソードも語られているので、小説と合わせて読むべし。
万城目さん、やっぱりひょうたん好きなんじゃん(笑) -
この本は「偉大なるしゅららぼん」「プリンセス・トヨトミ」「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」で知られる万城目学さんのエッセイ。
台湾で「偉大なるしゅららぼん」の翻訳版が出版されたときの、台湾でのサイン会の話とか、少年時代の「遠投げ(とおなげ)」の話とか、どの話も面白かったですが、なんといっても、東京電力の株主総会。万城目さん電力株なんてやっていたのかよという軽い驚きと、人の不幸は蜜の味的な、いやあ万城目さん大変だったねえと言いつつ口の端が上がってしまうダークな笑い(笑)
あのニュースにもなった株主総会の様子を、淡々と書かれていながらすごく面白い。万城目さんらしい文章です。
万城目さんの小説を読んでいれば、あっあれね、とすぐに思い出して面白いし、読んでない方にも笑えるポイントがたくさんあります。 -
このひとの文章にはいつもうなってしまいます。ひょうたんのことを書いていても、台湾でサイン会旅行に行っても、つねに観察者の目と思索者の視点をはずさないので。エッセイなのだけど、きちんと作っている。小説っぽい万城目さんのエッセイは独特です。
建築のはいまひとつだったのでがっかりしてましたが、これは久々に楽しい読書でした。だんだん冴えてきてます。