みちこさん英語をやりなおす (am・is・areでつまずいたあなたへ)

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 1049
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908502

作品紹介・あらすじ

「主語ってなんですか?」
「どうして Iのあとareじゃだめなの?」
「aとtheの違い、やっぱりわからない…」

日本語の発想でしか英語をとらえられず、すぐに挫折していた人たちに贈る「英語入門の前に読む入門書」、誕生!

巻き戻しながら、時間をかけて学ぶと、日本語も、人生も、再発見できる!!

アラフォーみち子、今回、家庭教師にしつこく尋ねることを決意。
もう、「わかったふり」はしない。

立ち止まると、勉強は画期的に進む!

感想・レビュー・書評

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  • *are たくさん is ひとり旅
    *I want a donut.

  • 実は、そんなに期待していなかった本なのですが、いい意味で裏切られた感じ。みちこさんに影響されて、実は現在中学英語を勉強しています。

    大人になって何かを学ぶというのは、なんだか新鮮でとてもいいです。そして学べば学ぶほど、みちこさんと一緒で、毎日何気なく使っている日本語の素敵なところが見えています。

  • 漫画だと思っていなかったので(←益田さんなのにね)、

    手に取った時驚いた。4コマ漫画みたいな感じ。



    私自身、英語アレルギーなので、こんなに単純なbe動詞の話しで、

    しかもいつもの益田さんらしい淡々とした内容なのに、

    結構とっつきづらかった。



    でもねー、私、本当にこのみちこさんの言っていることよくわかった。

    Theyが「彼ら」でもあり、「それら」でもあるという点を納得するのって、

    いや納得というより違和感をぬぐえない点なんかが、

    そうなんだよね~って感じだった。



    英語の入門の前の、入門の入り口に立った…かな、というみちこさんの感想で終わるんだけど、

    そう、英語が苦手に私たちは入門の前のその“感覚の違和感”が強いのかもしれない。

    それを認識できたということで、私も入り口に立てたような気がしたよ。

  • 読む前は、いわゆる少し生活に余裕が出来たので勉強し直してます。ウフ。みたいな漫画かと思ってたんだけど、いい意味で裏切られたなぁ。さすがミリさん。
    英語の勉強的には、本当に初歩の初歩なんだけど、勉強という意味では、本質的な事がいっぱい書いてあった。新しく学ぶ事で、今普通に考えてること、使っているものが新しい視点でわかるとか…深かったなぁ
    私もこういう風に勉強し直してみたいな。

  • 家庭教師に英語を習うことにしたみちこさん40歳。何となくわかったふりをするのをやめて、英語の文法についての疑問をわかるまで徹底的に質問することに…。
    動詞、名詞、aやtheなどの疑問を考えるとき、英語と日本語のものの捉え方の違いや、重要視するポイントが違っていることに目が開かれます。私はあまり深く考えたことはなかったけど、みちこさんの何気ない疑問や洞察が深い!
    「わからない」で立ち止まり、突きつめていくことは面白いこと。英語だけではなく、何かを学ぶ人、とりわけ勉強は苦手と思ってる人に、ヒントになりそうな本です。

  • 英語の初級編のようでもあり、応用編でもある。

    aとtheの違いは私はいまだにわからない(aと比べるべきなのは複数形で、aとtheは次元が違う、というのはなるほどと思った)。単数形と複数形の使い分けもよくわからない。どうしてyou areは単数形でも複数形でも同じなのか。
    am、are、isの違いは、語呂合わせをするまでもなく「そういうものだ」と覚えてしまったので、そこも引っかかるの!?と思わなくはない。でも、動詞の方にも三単現のsというのもあるんだった。日本語話者からすると謎すぎる。フランス語などの女性名詞や男性名詞の区別も謎すぎる。でも日本語も端から見たら謎言語なんだろうな。一本、二本、三本の読み方の法則を聞かれても「そういうものだから」としか言いようがない。

    日本語は助詞があるから柔軟に語順が入れ替えられる、とか、英語は数を正確に表すのが大事だけど日本語は数え方が多彩だとか、日本語と比較しながら英語を考えるのが面白かった。日本語も、英語みたいに一文字目が大きかったらおかしい、というのは、確かに!私は日本語で話して、日本語で考えている。外国語を学ぶことでそこに気づくというのは面白い。合間に挿入される言語に関する本の引用も気になる。
    みちこさんのフルネームは、青山みち子さん!

  • 「わかる」と嬉しくなる気持ちを思い出した。最近は、たくさんの情報から「知る」ことばかりで「わかった」気になっていたかもしれない。子どもの頃のように「なぜ?」という気持ちを持ち「わかる」ことにこだわることを始めてみようと思う。

  • 益田ミリさんの世界観が好きだ。
    日常生活の中で見過ごしてしまうことに目を向ける。
    「日々の暮らしの中で、
    幸せではなく、
    うれしさならあると思う。」
    その通りだと思う。
    ちいさな幸せを大切にして生きていきたい。

  • 中学生の娘の英語の成績がよろしくないということもあり、こういう本も読んでみている。

    個人的には、みちこさんに共感するところはそんなになかったが、納得できなくて進めない、という気持ちはわからなくもない。日本語との違い、違和感を楽しむぐらいでないと、進まないのかもしれない。

    英語ではないが、職場では「教える」立場になることが多いので、先生側の問題にも気付かされた。生徒を置き去りにして、「簡単でしょう?」と決めつけて、次へ行ってしまっているかも、とか。

  • 私はおそらく、この本に登場する家庭教師と同じスタンスで英語を勉強してきたのだと思います。冠詞とか複数形とか三人称とか、「これはこういうもんだ」「覚えれば済む」と受け入れて納得してしまうタイプ。自分で言うのもなんですが…。

    でもみち子さんのように、ひとつひとつ疑問を紐解いていくことで、英語だけでなく日本語、そして言葉の奥深さを味わうことができるのは、すごく素敵だなと思いました。こうやって学んでいけたら、楽しいんだろうなあ。

    個人的に日本語の数え方の話が心に残りました。わたしたちって、そのものが持つたたずまいを気にかけてるんだねぇ」「それぞれのものに合った数え方を昔の人が考えて、ずーっと大事に使ってるの」

    自分の母国語を振り返る良いきっかけになった本でした。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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