本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908632
感想・レビュー・書評
-
棋士の話が好き
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルにある、棋士の「透明」感を強く感じさせる内容であった。
神の域に近づいた存在というものは、雑念や雑音とはかけ離れた世界を生きているのだと強く感じさせられた。
時として作者の言葉が雑音に感じられ、登場人物の中で「作者だけが透明じゃない」という(笑)本であった。
薄さの割に、読みごたえのある本。
良書である。 -
ネットのコラムや雑誌の連載記事を、加筆修正した一冊。
将棋棋士を、作者さんから見た視線です。
将棋も、観る将なので、こういうのも好きなんですよね。 -
「読む将棋」の素晴らしさを教えてくれる1冊。
将棋が指せなくても、棋士たちのドラマや勝負への情熱に胸が熱くなること間違いなし。
プロ棋士ってかなり特別な世界だと思いますが、あの特殊でシビアな世界で生きている人たちのドキュメンタリーが、著者の北野さんの熱い文章で綴られています。
もとの連載タイトル通り、「いささか私的すぎる」、たまに「詩的過ぎる」部分がありますが、それがまた良いのです。
「コーヒーと1冊」シリーズということで1時間程度で読み切れることを想定して作られていますが、コーヒーをお供に何度でも読み返したくなります。