透明の棋士 (コーヒーと一冊)

著者 :
  • ミシマ社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908632

感想・レビュー・書評

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  • 棋士の話が好き

  • タイトルにある、棋士の「透明」感を強く感じさせる内容であった。
    神の域に近づいた存在というものは、雑念や雑音とはかけ離れた世界を生きているのだと強く感じさせられた。

    時として作者の言葉が雑音に感じられ、登場人物の中で「作者だけが透明じゃない」という(笑)本であった。

    薄さの割に、読みごたえのある本。
    良書である。

  • ネットのコラムや雑誌の連載記事を、加筆修正した一冊。

    将棋棋士を、作者さんから見た視線です。

    将棋も、観る将なので、こういうのも好きなんですよね。

  • 「読む将棋」の素晴らしさを教えてくれる1冊。
    将棋が指せなくても、棋士たちのドラマや勝負への情熱に胸が熱くなること間違いなし。
    プロ棋士ってかなり特別な世界だと思いますが、あの特殊でシビアな世界で生きている人たちのドキュメンタリーが、著者の北野さんの熱い文章で綴られています。
    もとの連載タイトル通り、「いささか私的すぎる」、たまに「詩的過ぎる」部分がありますが、それがまた良いのです。

    「コーヒーと1冊」シリーズということで1時間程度で読み切れることを想定して作られていますが、コーヒーをお供に何度でも読み返したくなります。

著者プロフィール

1980年、石川県生まれ。学習院大学在学時に雑誌『SWITCH』で編集を学び、2002年に報知新聞社入社。以来、記者として編集局勤務。運動第一部読売巨人軍担当などを経て、文化社会部に在籍。2010年より主催棋戦の女流名人戦を担当。2014年、NHK将棋講座テキスト「第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント準々決勝 丸山忠久九段 対 三浦弘行九段『疾駆する馬』」で第26回将棋ペンクラブ大賞観戦記部門大賞受賞。著書に『透明の棋士』(ミシマ社)がある。

「2017年 『等身の棋士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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