はじめての編集 [単行本]

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著者 : 菅付雅信
  • アルテスパブリッシング (2012年1月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903951485

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はじめての編集 [単行本]の感想・レビュー・書評

  • 本には、本当に出会うのにふさわしい時期があるなと思う。
    それは自分の勘を私は信じてよいと思っていて、
    ふさわしくない時期は、きっとその本を読んでも、
    その本が私に伝えてくれるマックスを私は受け止めきれない。

    この本については、いい時期に読めたと思う。
    これからどうしようかなとか、
    考えていた今の時期に読めてよかった。

    「人は自分が作品のようなもの」というところにとても「そうだな」と思った。
    何かを作っていく人は、もう肩書きなんかいらなくなる時代になり始めていると思う。
    その人は、その人で、名づけられないものを作っていく。

  • 僕らは毎日編集して生きています。

    編集の定義は、「企画を立て、人を集めて、モノを作ること」です。
    編集の基本となる3大要素は、「言葉、イメージ、デザイン」です。

    著者の言いたいことは、最後にどかっと主張されていました。

    人が生きるということ自体が編集行為そのもの。
    何を食べて、何を着て、何の仕事をして、誰と付き合い、どこで生きるか、には無限の選択肢があります。その無限の選択肢のなかから、自分で可能な範囲で選んでカスタマイズして人は生きている。言い換えれば、人は常に人生を編集している。

    より良い企画を立て、より良き人を集め、人生をより良く作品化していくことが、この大編集時代を楽しく生きる術。

  • idea inkシリーズの編集をされてるかたの本。

    編集という仕事を、むかしからかかわられて、雑誌や書籍の編集をされており、またWebやそれ以外にもお店などを編集することをテーマに書かれています。

    講義をベースにした書籍なので、初心者で編集者になりたい人もそうですが、コンテンツにかかわる人にオススメの一冊です。

  • 編集の方法論でありながら、人生の編集にまで範囲が及ぶ。

    紹介されている事例の数々は、編集の仕事が「企画のため、お金のため」であることを超えて、人生を楽しく色付けすることであると教えてくれる。

    PVを稼ぐブログの書き方や、セルフ・ブランディングの成功例では、「人生の編集」が眉唾っぽくてわかりづらいように感じていた。

    でも「はじめての編集」の手にかかると、『本当の「人生の編集」を試してみたいな』という、すっきりとした、そして前向きな嬉しさを感じる。

    これからのちょっと先の人生を「どうしようかな」と思ったら、もう一度この本を読むかもしれない。

    2012.05.16 14:49
    著者の菅付雅信氏からじきじきに「セルフ・ブランディングなんて、しないほうがいいですよ。 」とお言葉を頂きました。
    https://twitter.com/#!/MASAMEGURO/status/202636958193823745

    これは私の言葉足らずだったので、訂正してお詫びします。
    「はじめての編集」をいわゆるセルフ・ブランディングに利用するというつもりでなく、それよりこの本にあるような「人生の編集」をしていきたいなといつもりでした。



    ☆おまけ画像☆

    ちなみに「献血ルーム池袋い~すと」で見つけた。
    とても素敵に編集された場所でこの本に出会えて幸せ!
    twitpic.com/9li6gv

    本を置いてある場所には素敵な言葉が書いてありました。
    twitpic.com/9li6vd
    ”Never end with regret. but start with it! 後悔で終わっちゃダメだ。後悔からスタートするのさ。

  •  1/29(日)にスタンダードブックストア@心斎橋であった講演会のテキストです。

     講演会の感想はこちら→はじめての編集@スタンダードブックストア心斎橋

     最近TL上で話題の津田大介さんの情報の呼吸法やソーシャルデザインのクリエイティブアートディレクター菅付雅信さんが著者です。
     講演会で行っていたけど編集三部作の最後らしいです。
     他の2作は東京の編集編集天国だそうです。)

    本書の目的

     本書は、池袋西武百貨店のコミュニティカレッジでの半年間にわたる講義録を元に大幅加筆修正したものだそうです。
     その由来から分かるように本書の目的は「編集の仕事を志す若い人たちに向けて、日常に溢れていながらもあまり語られることのなかった編集の世界とその手法の魅力を解き明かそうと意図したもの」です。

     著者は「企画を立て、人を集め、モノをつくる」の3つが揃っていればその行為はメディアを問わず編集なのだと述べています。それはどういうことなのか。
     本書は、その説明として編集の歴史から、企画の立て方、そのためのコツ、編集概念の拡張、さらには人生の作品化ということにまで筆が伸びています。

     豊富な図録と共に説明がなされているので若安く、かつ、読みやすい本でした。願わくばカラーの方が良かったのですが、それは値段を考えると贅沢というものですね。

     とまあ、僕が何やかや書くより目次を示した方が納得しやすいと思うので、目次を書きます。その後に、それぞれの感想について書こうと思います。

    目次

    まえがき 人生を編集する時代を楽しむために
    第1章 高速編集史~編集はこんあふうに進化してきた~
    第2章 企画は企画を感じさせないこと
    第3章 言葉は人々を振り向かせる
    第4章 イメージはアーカイヴから生まれる
    第5章 デザインの形式こそがメッセージである
    第6章 編集は拡大する
    補講 ところで「美しい」とは何?

    第1章 高速編集史~編集はこんあふうに進化してきた~
     ここはほぼ印刷物の歴史とも言い換えられます。以前読んだ本の歴史 (「知の再発見」双書)に書かれていたことや書店の近代―本が輝いていた時代 (平凡社新書)で書いていたこととほぼ同じです。
     最古の編集物や聖書、中世ヨーロッパにおける教会の意義、文芸春秋の誕生、インディーズ・マガジンの流行、インターネットなどについて。高速で紹介していきます。
     清少納言を「世界最古のブロガ―」。境界を「グーグル」と例えたのはさすが編集者だと思いました。
     
     この章の要点は最後の項目に尽きます。メディア進化の特徴を3次元的に捉えているのです。
     フロー/ストック、権威性/参加性、記録性/創作性の三つです。

     それぞれの代表格としてテレビ・ネット/本など紙メディア(フロー/ストック)、初期の本/ブログ等ネットメディア(権威性/参加性)、新聞など報道系メディア/ファッション雑誌などエンタメ系メディア(記録性/創作性)を挙げていのです。

     本当にざっくりまとめるとまじめ系/エンタメ系とでも分けられそうですが、それは強引ってなものですね。次に続きます。

    第2章~第5章 編集ハウツー

     第1章での編集概念の定義付けを受けて、第2章以降は編集の方法論について述べています。
     企画の立て方(第2章)、企画のブラッシュアップ(第3章~第5章)という形です。

    第2章 企画は企画を感じさせないこと

     この章は、まさに企画概念の説明ですね。
     企画を「能動的なもの/受動的なもの」と分けてみたり、「新しい」型、「提案」型、「独占」型、「挑発」型、「再提案」型と型によって分けてみたりして解説します。
     印象的だったのが「優れた企画は企... 続きを読む

  • 図書館で見つけて流し読み。

    これは!デザインをやるわたしにとって必携の本かもしれない。
    「人生を編集する時代を楽しむために」
    「ところで美しいとは何?」
    とか気になるポイント多し。

    また絶対に読む。

  • 菅付雅計氏の編集に関する本質書。編集とは本を作ることだけではなく、企画を立て、人を集め、形にすることと定義する。そして、言葉、イメージ、デザインの3つの要素で編集物は形づくられ、それぞれについて解説事例で本質的なことを教えてくれている。事例は海外の事例が多く少し難しかったが、本質気的なことは学べたような気がする。どんな仕事でも一流の人の作品に触れることが改めて大切なのだと思う。

  • 触発にこそ編集がある、ということを再認識させられる。そういう意味では映画とかそっちのほうに近いのかも。

  • 161007
    2回目の登録

  • 「編集」ってなんだろうと思った時に読めば「なるほど!」とざっくり分かる。著者の「編集」というものに対する愛情が感じられてた。自分の仕事が好きな人の話は通り一遍のマニュアル本と違ってやっぱり面白い。

  • 久しぶりに手に取り、そして一気に読み終えた。編集という仕事を、仕事でやるようになってから読んだことですごく理解が深まったし、頭の中がすこし体系だてて整理された気もする。事例もすごくわかりやすかったし、思わず書き留めておきたくなる引用ばかり。持っておくと安心感のある一冊。

  • 加筆修正はされているものの、講義を1冊にまとめたのだなぁという印象。作者の制作物が出るたび、また宣伝(?)か、と思うことがしばしば。
    前半が特に良いです。編集の歴史が分かりやすくまとめられていました。
    それらの考え方を身にして、ぜひ活かしたいところ。

  • 「編集」の歴史と、柿内さんのタイトルの付け方が印象に残った。

  • 編集とは何か?始めはそもそもの「編集」の歴史から入り現代の編集について記載してあり、後半はその現代の編集においてどのような事が大事なのかを初心者でも分かりやすい表現でまとめてある本でした。これは何度も読むべき本だと自分の中では思った。

  • 【選書者コメント】大学生にもなると、プレゼンやサークルの企画などで「編集」を行う機会が増える。編集とは何なのか、効果的に編集するとはどういうことか。これを読んで考えてみるのもいいかもしれない。
    [請求記号]0200:781

  • 私にとって編集者はスゴくかっこいい仕事だ。幅広い教養と人脈を持ち、ばりばりに仕事する。そんなイメージだ。

    だけど改めてじゃあ「どうしたらなれるの?」「そもそも何をやっているの?」と考えると分からなくなってしまう。

    菅付さんの名前は「B&B」でやっている編集スパルタ塾の記事で拝見していたので、本書を手に取ってみた。

    言葉・イメージ・デザインの3つを編集の3大要素として、そのそれぞれについて豊富なアーカイブから解説をしてくれる分かりやすい本だった。


    特に、イメージの章。
    この章は徹底的にアーカイブの大切さを説いている。イメージをつくる芸術家は、どうしても自分とは違う「天才」だと思い込んでいた節があったから、ここの章は凄い励みになった。

  • 2012年1月初版
    菅付雅信著
    ==
    「編集」とはなにか。歴史から考え方、事例とこれからの在り方について書いた一冊。

    編集とは。「企画をたて、人を集め、モノを作る」こと。編集の基本要素になるのは「言葉、イメージ、デザイン」の3つ。この原則をひとつずつ、過去の傑作を通じて説明していく内容はとってもクリアでわかりやすくも、唯一解としてそれを紹介するわけではない柔らかさが呑み込みやすかった。

    文章力は読書量に比例する。
    これが結局個人には一番効いたかも…笑

  • 編集とは、
    企画を立て、人を集め、ものをつくること

    編集には、
    「だれかに、なにかを魅力的に伝える」という目的がある

    編集は、共同作業
    「個人の限界を認識したところから始まる表現」である。

    編集者は、
    何もできない人、だからできる人を最適な個所に登用する。

  • 普段色々な雑誌に触れることが多いので、過去の雑誌について述べられている箇所が興味深かったです。

  • 紙媒体、主に雑誌をベースにした編集論。ウェブで使える知見はちょっと少なめかな。

  • 【既知のものと未知のもの】p244
    「既知のものを土台にしてのみ、未知のものが了解され、衝撃を与える」19世紀フランスの詩人・思想家ステファヌ・マラルメ。

  • 「はじめての」なんてタイトル付けておいて、この内容。笑いながらパンチされるような感覚でした。

    編集者は、ライターやデザイナーの質に任せ切って、自分に何もないことを知っていることが大事とあったけど、そんな恵まれた環境知らないから難しいや。

  • 人類の歴史は編集の歴史。
    編集とは企画を立て、人を集めて、物を作ること。
    編集者は何もできない、なんでもできる人。
    文章の評価は時代だけではなく、人によっても大きく異なる。
    書くためにもっとも必要としているのは読む能力。
    たとえどんなに立派あn言葉やイメージを奈良目ていてもデザインのクオリティが低いものには説得力がない。

  • 編集とは、企画をたて、人を集めて、モノをつくること。

    編集の歴史、企画をする際のコツ、デザインの形式(決まりごと)が、雑誌や写真集からの引用を例に語られている。

    •アンドレアス•グルスキー(ドイツ)
    →オリジナルプリントがオークションで3億円を超え、写真作家の最高値をつけた写真家。
    そのスケールの大きな題材と圧倒的な描写力は、世界の風景写真をグルスキー以前と以後に分けたと言っていいほどで、その後の風景写真のひとつの指標になった。
    •ハンス•ウルリッツ•オブリスト(ロンドン在住のスイス人)
    →2009年度にArtReview誌が特集した世界のアートシーンで最も影響力のある100人という記事で1位。
    •タヴィ•ジェヴィンソン(アメリカシカゴ)
    →1996年生まれの15歳ブロガー。ファッションブログThe Style Rookieで注目をあつめる。

  • 編集を通じて文化を幅広く知ることができる。

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はじめての編集 [単行本]の作品紹介

第一線の編集者が豊富な経験と事例から編集の仕組みと魅力を解き明かす21世紀の編集入門書。

●目次
はじめに 人生を編集する時代を楽しむために
第1章 高速編集史
第2章 企画は企画を感じさせないこと
第3章 言葉は人びとを振り向かせる
第4章 イメージはアーカイヴから生まれる
第5章 デザインの形式こそがメッセージである
第6章 編集は拡大する
補講:ところで「美しい」とは何?
あとがき
参考文献

はじめての編集 [単行本]に関連するサイト

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