- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903951560
作品紹介・あらすじ
当代きっての論客・内田樹さんが自宅兼道場兼能舞台=凱風館の設計を依頼したのは、まだ1軒の家を丸ごと手がけた経験のない新米建築家。この難題に天然素材と匠のチームで挑んだ新人建築家の物語。
漫画家の井上雄彦さんを凱風館に迎えて行われてた、内田樹さん、著者とのスペシャル鼎談を収録。
感想・レビュー・書評
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その内田さんが、合わせて読め、というので読んだ本。
『ぼくの住まい論』が、施主の目線から見た家を建てる記録だとすれば、こちらは建築家の目線から見た家を建てた記録。
同じ家が建つまでを全く違う視点から見る、というのが面白い。作者は初めての建築物件がこの家だったそうで、その気合の入り方が十二分に伝わってくる文章が青々しくて、読み手も嬉しくなってしまう。
それはそうと、内田樹さんの周りにはどうしてこうも気持ちのいい人が集まってくるのだろう?やはり本人が気持ちいい人なのだろうか?類は友を呼ぶ?
そう思って、自分の周りを見回してみる。
なんだ、気持ちのいい人ばかりではないか。
って、つまり自分が気持ちのいい人間だ、って自慢?
ハイ、そう思った人は「いいね!」をクリックのこと(笑)!! -
初めて手がける家が、内田樹さんの自邸だった、という建築家が書いたドキュメンタリー。家づくりって共同作業ですね、という感じです。巻末に、井上雄彦さんが混ざった対談があって、それはとてもよかった。スピードはいけないね、スピードは、と。
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凱風館に興味がある人は、ぜひ
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/58338 -
内田樹の自宅は、自宅と言っても欲張りな建物 o(*'o'*)o
「凱風館」と命名された自宅 兼 道場 兼 能舞台 兼 塾 ・・・。
著者は「みんなの家」と書いているので、近くにあるならぜひ訪問したい。
最初に本を開いて、建物の写真を見た時は 特に感動することもなかったけれど、
読み進んで最後のころは、なんども写真を見返してはじっくり眺めてしまった。
初仕事でこんなステキな家を作った著者は、本当運がいいと思う。
その運を呼び込んだのは、才能や探究心やバイタリティと人柄なのだろう。
2014/06/30 予約 7/8 借りて読み始める。 7/20 読み終わる。
内容と著者は
内容 :
施主の希望は「合気道の道場と能舞台のある武家屋敷みたいな家」。
独立したての新人建築家が挑んだ、内田樹邸「凱風館」竣工までの物語。
漫画家・井上雄彦、内田樹との鼎談も収録。
『ほぼ日刊イトイ新聞』連載を書籍化。
著者 :
1979年米ニュージャージー州生まれ。早稲田大学大学院修了。
光嶋裕介建築設計事務所主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、首都大学東京助教。
著書に「幻想都市風景」がある。 -
自分で自分を「建築家」ですと言える人ってよほど自信があるんだろうな…と建築に携わる人間として感じると言うか、なんか好きになれないのは嫉妬なんですかね(笑)
と言いつつ、こうして手にとるわけですが。
この本を通して一番に感じたことは、建築設計の仕事は建物を設えること以上に、人と人との繋がりを設えることが重要なんだということ。好奇心とか興味のアンテナは広く浅く張っておくと、知らないうちに深いところまで連れていってくれるのかもしれません。 -
ひとつの家が出来上がっていく過程が丁寧に書かれていて、読んでいて気持ちのいい本だった。でも本全体を包むポジティブな雰囲気が少し苦手だったりもする・・・(笑)光嶋さん、内田樹さん、井上雄彦さんの対談も面白かった。
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この国で消えていく、職人技。
でもどこかでそれは生き残っていくんだろな。
いつ発想するのか?朝か夜か。
描けば描くだけ上がる画力。
感触をいかに再現させるか。
家って建てるとなると、やはり一生モノですよね~。
武家屋敷とか楽しそうで、羨ましいです。
家って建てるとなると、やはり一生モノですよね~。
武家屋敷とか楽しそうで、羨ましいです。
さらに光嶋裕介は「幻想都市風景」と言うドローイング集も良さそう(内田セ...
さらに光嶋裕介は「幻想都市風景」と言うドローイング集も良さそう(内田センセの一文寄せてる)。
早く本屋に行ってチェックしようと思ってるのですが、、、
「武家屋敷とか」
気持ちも身体もピシっとしそう、、、ダラダラ派の私には怖くて近寄れないかも。