キネイン! (マーブルコミックス)

著者 :
  • ソフトライン 東京漫画社
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本棚登録 : 329
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904101407

感想・レビュー・書評

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  • ・・・出版社的にはBLですが、内容的には薄め。でもちょっとプラトニックというか、年を経て少しずつ進んでいく感じが◎
    「サルビアと理髪師」の50代オヤジたちの第二の人生に幸多からんことを!

  • しみじみと良い話でした。

  • 表題作は珍しく現代日本の高校生が主人公。

    「キネイン」「サルビアと理髪師」「あの夏の景色」「ミックスジュース」

  • 三角関係

  • 双子の兄妹とお隣さんの青春まっさかりな三角関係も良かったけど「サルビアと理髪師」の落ち着いた三角関係がすごく良かった。サルビアの花言葉がグッとくる!「あの夏の景色」も好きだなあ。カタコトの日本語に方言にお祭り浴衣!なんだかドキドキしてしまいました。

  • サルビアと理髪師がいい。

  • 「何か上質な映画をみているよう」なえすとえむさんの作風に対してダイレクトな1冊。
    表題作『キネイン!』を中心とした短編集だ。
    要素だけあげるなら
     ・青春キュート!
     ・おっさんズ!
     ・和服の色香!
     ・境界線!
    そして、
     ・ラブ!
    という感じ。

    えすとえむ さんですから当然、絵ももちろんのこととして、
    ストーリーも言葉のチョイスも、
    全てがオシャレ感に包まれた、けれど生活臭も漂う作品だった。


    以下、作品ごとの感想。

    【キネイン!】+【XXX】
    双子の兄妹(たぶん姉弟ではないと思うのだが…)と、幼なじみ男子との三角関係。
    の、話なのだけれど、
    ドロドロ感とか一切なし。
    そして、3人が3人ともキュートで
    全員ハッピーになればいいな、と思った。

    本編は少し切ない? 流れのなか
    「ほっ…」という感じで終わったのだけれど
    巻末に【XXX】があって嬉しかった。

    背中に手ぇ突っ込むのとか、いい。
    芝生でごろんとなる+ごろんとなった人に腹枕、
    からの 髪の毛無造作に撫でてみたり髭触ってみたりとか、いい。

    「女なのにうまくいってないじゃん」が
    前後の流れ・セリフと合わせてツボった。

    成長した、お団子のジョーとキラキラギラギラしたマリ、ステキ。

    【サルビアと理髪師】
    おっさん好きには垂涎もの。なのではないか、これは。
    おっさんというか初老。
    四捨五入で60になっての雨の中ダッシュ、
    そしてあの笑顔であのセリフ。
    ステキ!!

    【あの夏の景色】
    『このたびは』の感想でも書いたけれど
    えすとえむ さんの描く「黒」が大好きで。
    日本の、祇園祭が舞台になったステキ作品。
    祭りの灯と影と、和装が。美しい!
    どっちのジローも可愛くて、とてもよいですな。
    どちらもステキに成長なさったようで
    昼ドラ的、修羅の家みたいな展開になっても不思議ではない中
    あの落ち着き方はいいなぁ。
    しんみりと、腹にくる。
    あと、日本のジローの母がとても美人さん。

    【ミックスジュース】
    周囲の女子に、相方(つき合っていることは隠している)のことを
    「あの人ゲイなの?」と聞かれ
    「ゲイじゃなくてハゲだろ」と答えた、
    と聞いた本人の、あの納豆垂れ流した表情にホレた。
    境界線は曖昧なもの。それは知っている。
    けれど「唯一の共有物」ていうのは、ちょっと新鮮だった。
    あぁ、本当にそうだなぁ。
    境界線の存在が救いになるって、これは嬉しい発見だ。

    以上。

    ステキ作品でした!

  • 絵が綺麗な作家さん。ストーリーは海外っぽい雰囲気があります( エロナシ)

  • BLというか、BLも込みの青春ショートムービー集のような。ちょっぴり甘酸っぱくて切ない。 筆者の映画愛が伝わってくる。

  • 直接的な描写は少ないけど、胸が締め付けられるように萌える。

    見えないところに考えを巡らすのは、得意です。
    ふじょしだから!

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著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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