シニガミさん

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著者 : 宮西達也
  • えほんの杜 (2010年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904188095

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シニガミさんの感想・レビュー・書評

  • 4才の女の子の子守りを頼まれ、自分の趣味全開で、宮西達也さんの「ワンダーランド展」に2人で行ってきた。
    私の目当ては「おとうさんはウルトラマン」「パパはウルトラセブン」シリーズ。でもその女の子はまったく興味なし。素の顔のまま会場の奥に進んで行き、正直「ちょっと合わなかったかな」と思っていたところで、その子が突然笑い出した。
    見ると、通路の中央にある幅1メートルくらいの太い角型の柱に紙が貼られ、大きな目と鼻と口が描かれていた。その表情たるや一見、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんのようなホヘー的な脱力系。でも大阪の子は、こういう、単純でちょっとしたものでゲラゲラ笑えるものが大好き。その子の素の顔は満面の笑みに変わり、そこからはどの絵を見てもワーキャーって大喜び。
    その脱力系の大きな顔が、「シニガミさん」だった。

    その本を買ってあげて、いっしょに読んでみた。オオカミとコブタが出てくる。シニガミも出てくるけど、2人にはもちろん見えない。現実の自然界ではコブタはオオカミに食べられる、捕食関係。でも宮西さんは、あっと思うような展開でコブタとオオカミを関係づける。

    あとでよーく考えてみたら、これって私や宮西さんが好きなウルトラシリーズでも見られた世界観じゃないの?
    私たち地球人と、ウルトラマン(セブン)と、怪獣と、宇宙人…その関係は「倒す・倒される」の単純な図式ではない。人間世界としてそのまま描くにはあまりに生々しい状況を、特撮世界で現実を超越して描き、結果、ドラマとして見ごたえをもたらす。そうだから多くの子どもの心をつかみ、今でも愛されている。
    この絵本も、大人の自分だけが楽しんでるのかな?ってはじめは疑問だったけど、その子もそれぞれのページに姿を変えて描かれたシニガミさんを探し出してはゲラゲラ笑うといったふうに、小さい子なりに「シニガミさん」を楽しんでた。
    読み終わったあとは「おもしろかった」だって。4才なのでもちろんまだ生きることと死ぬこととかオオカミとコブタの関係とか難しいことはわかんないけど、ちゃんと結末を「おもしろい」って感じてるんやね。それだけで自分としては十分。こっちもうれしくなった。

    ウルトラマンやセブンによる絵本づくりを成し得た宮西さんだから、作り得た「シニガミさん」。
    余談だけど、マンやセブンを見続けて何十年の多くの元少年だったら、きっと私と同じようにピンときて、そして「宮西さん、ホントにウルトラ好きなんやね」ってニヤッとするはず。

  • 2013/10/29 朝4年生
    2016/03/08 朝4年生
    20161101 朝2年生

  • 腑に落ちない。死を生に変えるって。。。いい人だからって。なんの深みも生まれない。

  • シニガミさんの視点で眺めているはなし。
    死にかけのぶたと食べる気満々のオオカミ。
    元気になってふくふくのぶたを食べようと、いっしょうけんめい世話をやくオオカミがかわいい。
    淡々と進んでいきつつ、シニガミさんの皮肉っぽい見方がなんとも。
    嫌なやつだな、シニガミって。と思ったけど、
    シニガミが死神じゃないのは、生と死をつかさどるという意味があるからなのかな。

  • 2014.5月 市立図書館

    なかなかシュールなのに、微笑ましい。

  • 2014年度 5年生  8分

  • はらぺこオオカミと病気のブタ。
    看病して元気になってから食べる/食べられるつもりが…

    低学年の読み聞かせにピッタリかも!
    死神という言葉で興味をひきつけて、ドキドキスリルを感じながら、でも最後はホロリとさせる。

  • ホホホホ・・・。わたくしが いったとおり

    あの オオカミは ガケからおちて、

    コブタは びょうきが なおらず 死んでしまいました。

    ・・・と、 おもいますか?

    どうなったと 思います?

    あのね いま、あの、ふたりはーーー

  • なかなかいい話だったー。
    子どもたちの中にはちょっと怖がってる子もいたけど。

  • 9分

    ゆっくり読みました。死神という名前も字も知らない子ばかりでした。宮西さん定番のオオカミとコブタさん、そしてシニガミさんの三びき?でのお話。病気のコブタを元気にしてから食べるためにオオカミはお世話をする。そのうちに情が湧き…。二人の運命はすでにシニガミさんが知っていたはずなのにラストで思わぬ方向へ。こんなシニガミさんがいたらいいなぁ!

  • 9分

    本日は教室で熱中症になりそうな熱い朝でしたので先生の許可をいただき水筒を手にしながら聞いてもらうことに。そして読む前に「シニガミ」を知っていますか?と尋ねると、ほとんどの児童が知りませんでした。その漢字を伝え、ちょっと怖い空気を流してから読み始めました。コブタを食べたいオオカミが病気のコブタを元気にさせているのを見ているシニガミのお話。人生を楽しむことで長く生かされるんだぁ!とハッピーな気持ちになりました。ページをめくるたびにドキドキする空気がたまりません。

  • 平成23年5月27日 4年生。

  • シニガミさん、情に流され過ぎじゃないですか。

  • [江戸川区図書館]

    ティラノシリーズで有名な宮西さんの本。相変わらず、ウィットに富みつつもじーんとくるハートウォーミングな絵本です。

  • 生きるとは?死ぬとは?
    身近な人の死、生き物の死に触れたとき、特に読んであげたいかな・・。

  • 残された命の短いコブタとこれまたあと何日かの命のオオカミ、それを見ているシニガミが出てくるところからお話は始まります。
    シニガミは姿を変え、いつも彼らを見ています。
    言葉がなにもない、オオカミが崖を降りて赤い花を取りにいくページでは、子供たちがシーンと息をとめてその様子を見守ります。
    がんばれ、オオカミ!
    でもオオカミは崖の下へと…
    最後はホッとできるのが良いようです。とても宮西さんらしい作品。

  • 宮西さんの本は出てくるキャラが不器用でやさしくってっていう話が多いな、また同じだな~と思いながら読んだけれど、
    やっぱり最後は良かったな…と読後感がふわんとあったかでした。
    題名が死神だから、どういう??って謎に思いましたが、表紙に脅されただけで、中味は素敵な話でした☆

  • シニガミがまもなく死ぬ予定のコブタとオオカミを姿を変えて近くて見ています。オオカミの言葉とは裏腹の行動や結末にじーんときました。

  • 第21回けんぶち絵本の里大賞 大賞の宮西さんは2年連続5回目の受賞なのだそうですよ。 by えみママ

  • シニガミさんは「死」だけでなく「生」も司っているのだね。

    カバーをはずして見るべし!

  • いい話。
    でもシニガミは生かしておくことも出来るんだ…。

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シニガミさんの作品紹介

だれでも、自分が生まれた日は知ってます。でも自分が死ぬ日を知っている人はいません。それが分かるのはその日を決めるのは、わたくし、シニガミでございます。

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