フィンランド語は猫の言葉

  • 188人登録
  • 3.85評価
    • (20)
    • (22)
    • (18)
    • (6)
    • (0)
  • 28レビュー
著者 : 稲垣美晴
  • 猫の言葉社 (2008年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904196007

フィンランド語は猫の言葉の感想・レビュー・書評

  • なんと、復刻したんですね!
    それも作者本人が出版社をたちあげて?
    …図書館で探そうかしら

    わたしは文化出版局から1981年に出たものを1984年?頃に買って読み、あまりに面白くて、中学生だったわたしは大学では言語学を専攻すること、留学することに決めました。
    そういう意味では人生を変えた 笑 一冊です。

    …言語学専攻も留学もしましたが、わたしには根性も能力も熱意も足りなかったらしい。この作者は本当にすごい人だなあと改めて思います。

    「冗談作文」ってコトバが大好きで、わたしもそういう冗談作文を書くのが大好きで、学生時代は外国語の冗談作文にいそしんだ、それだけがこの作者との共通点(^_^;)

    30年前はインターネットもないしフィンランドに関する本なんて全くなくて、これはほんとにバイブルでした。
    当時文通してたフィンランド人の女の子はいまはどうしているのかしら… (^ ^)

  • もう、フィンランドに行って帰って来た気分になった。
    フィンランドのサウナと寒さが印象的。
    フィンランド人は情が厚いそうなので、会いたくなった。

  • 著者のフィンランドでの生活やフィンランド語の勉強方法の難しさが面白く書かれている。フィンランド旅行を機会に購入したが、フィンランドのなるほどなと思うことも多い。勉強しなきゃなと思う1冊。

  • 著者によるフィンランド留学の記録を綴った本です。
    読めば読むほどフィンランドって楽しい!
    って気持ちになります!!(ゆり)

  • 留学記としての成功は
    その人の紆余曲折が描かれているよりも
    その国の素晴らしさを伝える事だと思う。

    その点でこの本は1980年代に出版された
    のに何1つ色褪せてない。

    フィンランドが好きになる。

    IKEAやマリメッコではないフィンランドをみせてくれる。

    私が気に入ったのは
    フィンランド人がジャガイモが好きということ。
    他の国のジャガイモは何か違うと。

  • 留学って、素晴らしいことなんだ
    それとは、反対に困難で苦しいこともある

    マニアックで、笑ってしまいそうな
    著者のハマリ加減がいい!
    こうやって、さらっと読んでしまうと
    その時だけの世界だから
    読み終えるのが惜しかったなぁ

    この本は、ちょっと前の時代だから
    現在とフィンランドと違ってるんだけど
    いい本だと思います
    ただ、装丁がちょっと古さを感じて
    手に取る人が少ないかも
    今流行の北欧テイストを取り入れたらいいのに

  • フィンランド語に関心のない方も楽しく読めます。外国語を勉強するということの楽しさ、苦しさが、愉快な文章で綴られ、とても好感が持てました。読後はフィンランド語というなじみのない言葉、そしてフィンランドがぐっと近くに感じられます。

  • 看板に偽りなし。
    帯の「幻の名著」に激しく同意します。

    フィンランドの芸術が好きで好きでしょうがなくってフィンランドに留学しちゃった著者の留学記。
    言語を学ぶってこういうことなんだなあと感じた1冊です。

  • 2012/04/11:タイトルだけで読んでみましたが、言語学の本というよりはフィンランド留学体験談エッセイでした。70年代にひとりフィンランド留学って大変だったとおもいますが、楽しく読めました。

  • 異文化との遭遇・奮闘記。とっても面白い。

    何処の国・地域でもイイ人、ワルイ人が居る訳ですが、イイ人と出会えた人はヤッパリ幸せですよね!

  • 読んだのは講談社文庫版。画像がないので親本で登録。勢いでフィンランドに留学した女子大生の留学奮戦記。とんでもない(?)フィンランド語をめぐるお話しが中心。「猫の言葉」というのは、彼の地の人々が相槌をうつときの「ニーン、ニーン」が著者に猫の鳴き声のように聞こえたから。著者はその後、フィンランドを日本に紹介するような、いろいろな仕事をしている模様。

  • 北欧は、ヨーロッパで最後に訪れるべき場所だという。これといって見るべきものがなく、それでいてやたらと物価が高いからだ。私も、バルト三国に行く途中にフィンランドに立ち寄ったことがあるが、正直、あまり興味が湧かなかった。でも、もし前もってこの本を読んでいたとすれば、その印象は全く違ったものになっていただろう。

    芸大の学生だった筆者は、フィンランドの美術史についての卒論を書くために、単身渡芬(トフン)する。1970年代末、今から30年以上も昔の物語。現在に比べれば、ヨーロッパは遥かに遠く、外国の情報も限られていた。当時、日本語で読めるフィンランド語の学習書は1冊しかなかった。

    筆者は、言語学を専攻していたわけでもないのに、ヘルシンキ大学のフィンランド語科に入学する。右も左も分からないような状態で飛び込んでいって、苦労しながらフィンランド語の方言や古文までもを学んでいく。フィンランド語があまりにも難しくて、ぽたぽたと大粒の涙をこぼしたこともあったが、最後は・・・。あまり書くとネタバレになるので、この辺でやめておこう。

    日本についての記述がたまに出てくるのだが、その部分はさすがに時代を感じさせる。けれども、この本は時代を超えた普遍性をもっている。ひたむきに努力を重ねる姿の清々しさは、今も昔も変わらないからだ。そして、この本を読めば、きっとフィンランドのことをもっと知りたくなるだろう。タイトルも秀逸である。

  • 意外なことに猫が全然出てこなかった。それはともかく、内容はただの滞在記ではなく、かなり必死に勉強した留学生の記録。言語学の人たちが何をやっているのか、ちょっとうかがい知ることもできます。

    著者が滞在の最後の方に暮らした家(お城!)の隣人であるおばさんとの交流とか、どこにいてもこういうことが出来ればいいなと思う。

    本文も面白いのだけど、20年以上たってから振り返って復活出版されたこの版のあとがきがまたいい。
    滞在を延ばすときに、お父さんが贈ってくれた「娘の冒険」を応援する言葉。著者自身が、留学時代を振り返った言葉。
    ほとんど知られてなかったフインランドという国が、いつの間にかシベリウス、ムーミンばかりでなく、アラビアの陶器や、映画「かもめ食堂」、そして今は教育関係者の視察がひきも切らないようす。

    けっこう評判になった本だったのが長く絶版だったらしい。
    それが電子書籍化で復活し、さらに、著者自身が「猫の言葉社」という出版社を作って再版。この辺の事情もなかなか興味深い。

  • とても面白かった。
    フィンランドという国を身近に感じることが出来た。
    いつか買いたいと思う。

  • 初版は1981年。いま読んでみてもまったく旧さを感じさせない、軽妙洒脱なエッセイです。フィンランドでの悪戦苦闘が、明朗活発な文章で瑞々しく綴られています。タイトルのセンスのよさなんかも、のちの人生を豊かにしたのでしょう。(と、ここまで優等生的に。)

    (以下余談。) 初版本での、巻末にある著者近影、なかなかの美人です。否、とびきりの美人です。文章の軽やかさと一致するので、そんなところも心地良よかったりします。

    (以下本音。) モスクワにはゴキブリがいても、フィンランドにはいないらしい。いまでもそうなのだろうか。『ゴッキーを訪ねて-フィンランド編』というのを誰かが書いてもいいのかもしれない。

  • フィンランド語で相づちは「ニーンニーン」。なかなか魅力的な国、フィンランド!
    moi moi

  • おもしろかった。

    パルムグレンの河
    ヘイッキ・サルマント

  • 書籍版が絶版だった数年前に電子書籍版を購入。今は復刊されています。
    1970年代にフィンランドへ留学した著者の留学記。著者は自覚がないのか謙遜しているのか自分が大変な努力家であることに気付かないような書きぶりでありますが、大変な行動力をお持ちです。フィンランド人に交じってフィンランド方言のクラスまで取ってしまうは、作文(もちろんフィンランド語で書く)で賞は狙うは、猛烈な寒さに感激して外に出るは、唖然とするようなエピソード満載。紙の書籍は猫の言葉社(著者の会社)か講談社オンデマンドで、電子書籍版は理想書店でドットブック形式が入手可能。

  • フィンランドに多少なり興味を持っている人なら知っている有名な本。この本を読んでフィンランドに興味を持った人は数知れず。長い間、入手困難の時代が続いていたが待望の復活。著者が描いているのは1970年代、古き良き時代のフィンランド。本文中に出て来る「東大さん」は「エクスプレス・フィンランド語」の著者。ある程度、年季の入ったフィンランドファンはこの本に思い入れを持っているものと考えて差し支えなく、中味に文句をつけるのは止めた方がよい(?)。

  • 著者が、1970年代末にフィンランドに留学した体験を元に書いた、ノンフィクションです。

    タイトルの意味は、本文を読んでのお楽しみ。
    といっても、カバーの折り返し部分の、内容説明コーナーにも書かれてますので、本文を読むのは面倒という方は、そこでご確認ください(笑)

    以前、黒田龍之介さん(以前は、大学のロシア語の教員でしたが、現在は、フリー(笑)の語学教師という、不思議な方です。)が、著書『外国語の水曜日』の中で、この『フィンランド語は猫の言葉』を、
    「これはわたしが最も評価する、そして最も好きな留学記である」そして、「すばらしく楽しいエッセイ」と紹介しておられたのがきっかけで、
    私はこの本に興味を持ったのです。

    また、この本は、
    1981年に文化出版局、
    1995年に講談社文庫から出版されていましたが、
    近年は、長らく、絶版・品切れだったのです。

    でも、著者自身が立ち上げた「猫の言葉社」から、2008年に新装版として、出版され、
    現在は、一般の書店で入手可能となっています。
    興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

    〈読了日:2009.4.6〉
    〈所在:図書館(067200812839)〉

  • まだ、だれもフィンランドなんて国について知らない時代。
    日本でまだ、フィンランド語の本が1冊しか出版されていなかった時代。
    そんな時代に、先駆けてフィンランドへ渡芬し、その魅力をたっぷりと紹介した本。
    著者の稲垣さんは、出版社を設立してフィンランドとの親交をつづけていらっしゃいます。

  • どうしてこんな本がもっとないんだろう。という、さりげなくて、軽くて、笑いながら、ほのぼのと読める本です。
    内容は、フィンランドに留学した20代の女性のフィンランド体験記。興味深い文化比較系のネタが散りばめてあって、ユーモアもある。
    僕は、若い女性の一回限りのエッセイを読むのが好きだ。たいていは、まだ見ぬ作者に恋してしまう。女性には、そういう自分にひきつける引力みたいなものがあると思う。この著者も、自分のことについて、魅力的なような、そうでもないような、思わせぶりな像を作りあげて、どうしても男としては興味を持たずにいられない書き方をしている。そういうところも、とても魅力的な本だ。
    著者は、パルムグレンのピアノ協奏曲を聴いてフィンランドの文化がわかった、みたいなことを書いている。NHKFMなどを聴いていると、時々このパルムグレンのピアノの小曲などがかかることがあるのを僕は発見した。しかしピアノ協奏曲はまだ聴く機会がない。このエッセイを読んだのはもう5年以上前だけど、それ以来ずっと心の隅で、この曲に出会えるのを待っている。

  •  この本は、かつて黒田龍之助さんの本で紹介されていて面白そうだと思ってネットで買っておいたものの、それきりで、この夏(08年)フィンランド航空を利用して、ヘルシンキに立ち寄ったのを機にようやく読み出したというしだい。
     日本のおけるフィンランド紹介の先駆者の一人稲垣さん(というより美晴さんと呼ばせてもらおう)は芸大在学中のある夏フィンランド語のセミナーでヘルシンキを訪れ、セミナーを受けた後フィンランドを旅行する。なぜ行ったのかは不明だが、もともとフィンランドの美術に興味があったのだろう。そのあと彼女はフィンランドの美術史についての卒論をかくために4年生の期間に留学。卒論を書いたあと、フィンランドの美術史を日本に紹介したということで、フィンランド政府から奨学金をもらい、さらに2年にわたってフィンランド語とその文化を学ぶために留学する。本書はその、太陽の昇らないときが二ヶ月にも及ぶフィンランドの生活と人々との交流、彼女の学生生活、フィンランド語の修行を書き留めたものだが、フィンランド語でもお茶目な作文をもりもり書いた人だけに、日本語のエッセイを書かせてもたいしたもの。何度も吹き出してしまった。それにしても、今でこそ、フィンランドは「かもめ食堂」で日本からの観光客も多くなったが、30年前は本当に孤独だったことだろう。美晴さんがこの本を書いたのは彼女が20代の後半、30にさしかかるときだった。そしてぼくがネットで買った文庫本がでたのはすでに40前半、今度猫の言葉社(こんな本屋があるんだ!)から出たときにはすでに50も後半だ。本書を書いてから彼女がどんな人生を送ってきたかしりたくなった。

  • mackinchanさんの読書ノート「おすすめの本」に紹介されていて、読みました。ちょうど『ニッポンには対話がない』で、フィンランドメソッドやフィンランドそのものに興味を持ったのでタイミングが良かったです。確かに素敵な留学記です。映画の『かもめ食堂』を見て、『フィンランド語四週間』でも買いたいくらいですね。

  • 作者のフィンランド留学体験談です。
    新装版なので中身はちょっと古いんですけれども、ユーモアもたっぷりでエッセイとして普通に面白かったです。

全28件中 1 - 25件を表示

フィンランド語は猫の言葉に関連する談話室の質問

フィンランド語は猫の言葉を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

フィンランド語は猫の言葉を本棚に「積読」で登録しているひと

フィンランド語は猫の言葉の作品紹介

舘野泉さんのピアノに憧れてフィンランドに留学した芸大生が、言葉を覚えようと悪戦苦闘。「ニーン、ニーン」という相槌が猫の言葉に聞こえるフィンランド語だが、夏至祭の頃には鶏の声に聞こえ、古文を読むと恐竜の言葉に思えるとか・・・。楽しいエピソードがいっぱいで、難しいはずの言語学も面白いことこの上なし。マイナス30度の寒さに耐え、サウナでびっくりするような体験もし、ジャガイモ攻めにあっても、くじけない!「やっぱりフィンランドで勉強してよかった」と思うのは、いろいろな出会いがあったから。フィンランドが身近に感じられる抱腹絶倒留学体験記。

フィンランド語は猫の言葉の文庫

フィンランド語は猫の言葉の単行本

フィンランド語は猫の言葉のKindle版

ツイートする