- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904196007
感想・レビュー・書評
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著者のフィンランドでの生活やフィンランド語の勉強方法の難しさが面白く書かれている。フィンランド旅行を機会に購入したが、フィンランドのなるほどなと思うことも多い。勉強しなきゃなと思う1冊。
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留学って、素晴らしいことなんだ
それとは、反対に困難で苦しいこともある
マニアックで、笑ってしまいそうな
著者のハマリ加減がいい!
こうやって、さらっと読んでしまうと
その時だけの世界だから
読み終えるのが惜しかったなぁ
この本は、ちょっと前の時代だから
現在とフィンランドと違ってるんだけど
いい本だと思います
ただ、装丁がちょっと古さを感じて
手に取る人が少ないかも
今流行の北欧テイストを取り入れたらいいのに -
異文化との遭遇・奮闘記。とっても面白い。
何処の国・地域でもイイ人、ワルイ人が居る訳ですが、イイ人と出会えた人はヤッパリ幸せですよね! -
意外なことに猫が全然出てこなかった。それはともかく、内容はただの滞在記ではなく、かなり必死に勉強した留学生の記録。言語学の人たちが何をやっているのか、ちょっとうかがい知ることもできます。
著者が滞在の最後の方に暮らした家(お城!)の隣人であるおばさんとの交流とか、どこにいてもこういうことが出来ればいいなと思う。
本文も面白いのだけど、20年以上たってから振り返って復活出版されたこの版のあとがきがまたいい。
滞在を延ばすときに、お父さんが贈ってくれた「娘の冒険」を応援する言葉。著者自身が、留学時代を振り返った言葉。
ほとんど知られてなかったフインランドという国が、いつの間にかシベリウス、ムーミンばかりでなく、アラビアの陶器や、映画「かもめ食堂」、そして今は教育関係者の視察がひきも切らないようす。
けっこう評判になった本だったのが長く絶版だったらしい。
それが電子書籍化で復活し、さらに、著者自身が「猫の言葉社」という出版社を作って再版。この辺の事情もなかなか興味深い。 -
フィンランドに多少なり興味を持っている人なら知っている有名な本。この本を読んでフィンランドに興味を持った人は数知れず。長い間、入手困難の時代が続いていたが待望の復活。著者が描いているのは1970年代、古き良き時代のフィンランド。本文中に出て来る「東大さん」は「エクスプレス・フィンランド語」の著者。ある程度、年季の入ったフィンランドファンはこの本に思い入れを持っているものと考えて差し支えなく、中味に文句をつけるのは止めた方がよい(?)。
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どうしてこんな本がもっとないんだろう。という、さりげなくて、軽くて、笑いながら、ほのぼのと読める本です。
内容は、フィンランドに留学した20代の女性のフィンランド体験記。興味深い文化比較系のネタが散りばめてあって、ユーモアもある。
僕は、若い女性の一回限りのエッセイを読むのが好きだ。たいていは、まだ見ぬ作者に恋してしまう。女性には、そういう自分にひきつける引力みたいなものがあると思う。この著者も、自分のことについて、魅力的なような、そうでもないような、思わせぶりな像を作りあげて、どうしても男としては興味を持たずにいられない書き方をしている。そういうところも、とても魅力的な本だ。
著者は、パルムグレンのピアノ協奏曲を聴いてフィンランドの文化がわかった、みたいなことを書いている。NHKFMなどを聴いていると、時々このパルムグレンのピアノの小曲などがかかることがあるのを僕は発見した。しかしピアノ協奏曲はまだ聴く機会がない。このエッセイを読んだのはもう5年以上前だけど、それ以来ずっと心の隅で、この曲に出会えるのを待っている。 -
mackinchanさんの読書ノート「おすすめの本」に紹介されていて、読みました。ちょうど『ニッポンには対話がない』で、フィンランドメソッドやフィンランドそのものに興味を持ったのでタイミングが良かったです。確かに素敵な留学記です。映画の『かもめ食堂』を見て、『フィンランド語四週間』でも買いたいくらいですね。