モンゴル人の民族自決と「対日協力」-いまなお続く中国文化大革命

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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904213414

作品紹介・あらすじ

中国文化大革命50周年

モンゴル人の祖国はどこ?
モンゴル人と中国人の対立は現在も続く闘争である。モンゴル人にとって文化大革命は、民族そのものを抹消するジェノサイドだった。
モンゴル研究の第一人者が豊富な資料をもとに書き起こした内モンゴルの暗黒の記録。
こうした批判と断罪は決して文化大革命中にだけ発生した特異な現象ではない。現在においても、モンゴル人が少しでも独自の歴史観を示したり、生来の自治権を主張したりすると、たちまち1960年代とまったく同じようなレッテルを貼られ、逮捕されているのである。そういう意味で、文化大革命は少数民族地域から収束していないのが事実である。

著者プロフィール

1964年南モンゴル・オルドス高原生まれ。静岡大学人文社会科学部教授。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業。専攻は文化人類学。博士(文学)。著書に『「中国」という神話』(文春新書)、『墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店・司馬遼太郎賞受賞)、『日本陸軍とモンゴル』(中公新書)、『逆転の大中国史』(文藝春秋)など多数。

「2018年 『モンゴル人の中国革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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