写真集狂アラーキー

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著者 : 荒木経惟
制作 : 永原 耕治  小原 真史  レム・コールハース  草間彌生  中平卓馬  高梨豊  倉石信乃  町田康  ロバート・フランク 
  • IZU PHOTO MUSEUM (2012年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904257135

写真集狂アラーキーの感想・レビュー・書評

  • アラーキーの仕事を写真家、評論家、編集者、女優と様々な人が論じる。

    レムコールハースの東京についての文章が面白かった。

    東京というのは近代化していく一方で昔から残るものはそのまま。多数的で共時的なアイデンティティのストップモーション。そこがカオスで魅力的な部分である。

    東京は陳腐さの侵入に対しあれほど抵抗するのに、新しい不毛さに侵略されつつある。

    新しい不毛さとは二つの面を持つ東京。
    第一は生気のない、口当たりのよい新しい容器の集積。新設のインフラに連想されるランドスケープ。
    第二は公共領域、『西洋的に』の構築。保存運動、歩行者専用道路、パブリックアート。
    この第二の近代化の動きは危険だという。
    存在しないコミュニティを公に宣言し、秩序という妄想を夢見る、ノスタルジックなタペストリーを大量に織り上げつつあるという。

    真実をそのまま写していく彼に、この均等化したランドスケープと、西洋を追った保存運動やパブリックアートは対象となっていくのか。という内容。

    自分の中で第二の公共領域の西洋化は、よい風潮であるという意識しかなかった。が、死んだものに腐敗する自己満足的なことと捉えるとも考えられる。先入観で本質さも見えなくなる。
    そしてこの現実がアラーキーの写真にどう写されるか、逆に期待する。

  • 400冊以上の写真集を世に送り出しているアラーキー。その全写真集の展示会を記念して出版されたもの。国内外の評論と代表作品、全写真集のデータを網羅している。凄まじい量の写真集に圧倒される。

  • これまで気づかずに見向きもしなかった人のことを知るのは、大切だ。

    それが、自分とかけはなれた精神や生活をしている人であれば、なおさら。

    アラーキーの写真をもっと、見てみたい!

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写真集狂アラーキーはこんな本です

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