足利事件 松本サリン事件

  • ティー・オーエンタテインメント
3.75
  • (3)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904376119

作品紹介・あらすじ

二大冤罪事件の当事者が語る日本の司法と報道の過ち。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 足利事件 松本サリン事件
    菅家利和 河野義行

    ∞----------------------∞

    最近読んだ清水潔さんの「犯人はそこにいる」からの流れで。

    足利事件の犯人として逮捕され、17年もの長い間の刑務所生活、そして無罪となった菅家さん。
    松本サリン事件で犯人と疑われ、2日間家の中を引っ掻き回されるも無罪となった河野さん。
    2人それぞれの刑に関しての差はあるけど、河野さんはこの事件を機に冤罪ではないかと思う事件を調べたり手伝ったりして、色んな冤罪被害者の方と関わってこられたよう。
    1度疑われて紙面などに名が出てしまうと、佐藤弁護士のあとがきでもあるように、次の事件が起きるまで犯人だと思ってたという人は多くいると思うし、本来何の関係の無い事件でも一生ついてまわることになる。

    この対談は菅家さんは釈放されてから1ヶ月半後ということで、とにかく謝って欲しいということが何度も書かれてあった。

    それにしても冤罪事件の多いこと。2人の対談から色んな事件の名があがり、その解説も書いてある。
    今は裁判員制度もあり、事件に関わらずとも他人事では無いことも出てくるかもしれない。

    若い頃の冤罪被害から年老いてもずっと活動してる人も多くいらっしゃるので、警察も検察も裁判官ももちろん弁護士や報道関係者も、自分の保身やノルマじゃなく人の人生が掛かってるということをちゃんと分かって仕事をしていただきたい。

    2023/11/12 読了(図書館)

  • とっても気になっていた二つの事件だったので、この機会に時間をかけて読むことが出来てよかったです。

    とにかく、物事は一面だけで語ることは出来ません。

    報道の過ちにも気がつきました。

全5件中 1 - 5件を表示

菅家利和の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×