この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)

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著者 : 西原理恵子
  • ユーメイド (2011年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904422113

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)の感想・レビュー・書評

  • お金に関して教育する難しさと、お金を大切にするとはどういう事なのか非常に考えさせられた。粗方の内容はカネを巡った筆者の人生体験で、大人が読むには少し砕けた表現が多くストレスを感じるような印象だった。ただ、子供に読んで欲しい本だと筆者が述べている通り、分かりやすさと痛快さは併せ持っているとも思う。自分がまだ両親の庇護のもと生活させて貰っているからか、この本からは満足のいく答えや結論(というと語弊がありそうだが)を導く事は出来なかった。社会に出て自分の力で生活するようになってからもう一度読んでみたい。

    ”人って気候がよくて、食べる物に困らなければ、お金なんかそんなになくたってカリカリしないで暮らしていけるものなのよ”

    ”親から「あなたは食べさせてもらってるんでしょ」「学費払ってあげてるじゃない」と言われちゃったら、もう何も言い返せない。
    子供って、うんと不自由だよね。親の説教の中でも「お金」の話を持ち出すのって、子供にしたら「反則だ!」って言いたいくらいだと思う。”

    ”日本では年間で三万人もの人が自殺をしているという。
    この数字は先進国の中でも異様な数なんだって。日本の交通事故死者数が年間で五千人というから、その六倍もの人が自殺を選んいる。それを思うと、銃声の音は聞こえないけど、「日本にもかたちのちがう戦場があるのかもしれない」って思う。”

  • 持っている言葉の重み、強さ、濃さが違いすぎる。
    説得力のある言葉ってこういうものだ。
    頭で考えず、体を使って知っていくことはとても大事だが
    ここまで大きく振れた生き方をするのは難しい。
    でもそれをやった人の言葉から知ることはとても多い。
    身に染みた金銭感覚が、自分を守り強くする。

  • 最近読んだ本で一番良かった。お金の価値について、働くことについて、考えさせられた。

  • 西原さんが経済論をわかりやすく語る本なのかな?と思いながら手にとったらそういうことではなかった。
    内容はもっとシンプルで、「カネ」についての西原さん自身の経験と、そこから学んだ教訓を、「子供に読んでほしくて書きました」と前書きにある通り、子供に説くような形で話が展開していく。
    西原さんの半生記のようにもなっているのですぐ読めるし、私の年齢であっても、仕事に対しての考え方とか、感じることも色々あって面白かった。
    子供に対して自分の経験をもって語れることがあるっていうのは、大事なことだな。

  • 「カネ」を軸として語られる著者の自叙伝みたいな感じかな。
    すごく面白かった。

    個人的に4章の終りで「豊かさ」が実現したときに人はどう生きる(仕事する)べきなのかってところがきちんと論じられてて良かったと思う。

    1、やりがいのある仕事して高収入
    2、やりがいのある仕事して低収入
    3、しんどいことして高収入
    4、しんどいことして低収入
    5、ニート

    1、は、うん、激ムズ。4、はワープア、過労死。ってことで一般的には2、3、の間で「カネ」を軸に、どこに自分を落としこんでいくか、って考えるとシンプルだよねって話。

    それ以外にも、「カネ」に関する人間関係だとか博打だとかいろいろと・・。

    なんだか「カネ」に固執するのは悪いことだよね、心を豊かにするべきだよね、っていう空気って存在してるような気がするのだけど、それは結局、使う人の問題であって、グラミン銀行の例のように貧困を救うこともできるって終わりの方で書いてたのも心に残った。

    原子力発電なんかも同じような気がするな。それ自体には良いも悪いもない。使う人の問題だ。まぁそれが人生を通して考えるべき大問題なのですが。

  • 働いてお金を稼いで貯めて自分のためにお金を使う。
    とてもシンプルだけど、一番楽しくて重要なこと。
    一生働く覚悟を決めたいと、強く思った。


    “お金には、そうやって家族を、嵐から守ってあげる力もあるんだよ。
    いざというとき、大切な誰かを安心な場所にいさせてあげたい。
    そう思うなら、働きなさい。働いて、お金を稼ぎなさい。そうして強くなりなさい。
    それが、大人になるっていうことなんだと思う。”(p.227)

  • 著者が「子供に読んで欲しくて書きました」とのこと。

    となると、著書自身のお金との関係から始まるため
    いかんせん、その自身の歴史といいますか半生が絡んできます。
    お金と向き合うということは自分の全てと向き合って振り返ることが必然なんだな、
    とここでわかります。

    どれほどお金が無い生活だったか、から始まるのですが
    現代のある程度、そこそこお金持ちな人達がほとんどの世の中に対して
    ここにページを割くことは必要なんだよな、うん、でも長いなと思いつつ
    そこからお金との付き合い方
    お金を手に入れるためには、つまり働くこと
    働くこととは‥
    とまとめに入ってゆきます。

    貧乏だった、悲惨だった、苦労した、辛かった、とかなりの量のページ数を割いていますが
    私から見ると‥いや、もう全然裕福で‥
    そこを読むのが辛かった。
    こーんなに貧乏だったの!こんなに貧乏だったのよ!!大変!もう大変!!
    という記述がちっとも貧乏じゃないってどういうことよ‥‥
    それは当時の友人からも指摘されていたようで
    いちおう自覚はしている様子。
    何も無いようでいて
    その実、周りから守られていたため
    見たくないものは見ないですんでいた幸せな生活だったんだな、
    と感じられました。

    産まれたスタートラインから別世界を生きているような
    まぁそこそこお金あります、的な人達のことは
    最初から視界に入れないさまは潔いです。
    そういう類の人達はどうしても入ってきちゃう
    というか、そういう人ばかり、なのでこの点は見習いたいところ。

    自分の生活レベルが、金ねぇ!!と思っている若い方は読んで損は無いです。

  • 強い人だ。そしてステキな人だ。

  • 最高!自分のルールで、家族の幸せのために働くのだ。世界の貧困に想像力を働かせながら。

  • 生きていく上で大事なもの、それがお金。
    これがあるからこそ、食べる事が出来て寝る事が出来て
    他の娯楽に手を出す事ができる…。

    幸せがあればいいの、という言葉に反論している文章に
    まったくだ、と同意していました。
    お金がない生活は、心がすさんでいきます。
    そうすると、何だか大事なものをなくしていきます。
    その状態に気がつかないで生活が進んでいきます。
    お金があって、その日生活がきちんと成り立った後に
    幸せはあるものなのです。

    正しく正論。
    正しい生活観念。
    なので、ギャンブルには気をつけましょう…w

  • ブクログで検索して、出版社と版権のことを知りました。
    読んだのは図書館で借りた理論社「よりみちパン!セ」でしたが、
    ブクログの登録は、こちらで。

    説得力のある話です。

    ・自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
    ・自分探しの迷路は「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。
    ・外に出ていくこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。

  • あなたは一度として本気でカネに向き合ったことはありますか?
    著者の西原(さいばら)さんはド貧乏な家庭で育ち、小さなころから非常に苦労を強いられてきた方。
    カネの大事さなんかはそこら辺の誰よりもよくわかってる。
    読み進めていると、今の自分とは全く違う価値観を持っていることに驚くが、それらが全部書き換えられてしまうくらいに非常に重要な事が書かれている。

    著者も述べているが、ぜひ子供に読んでもらいたい。
    若いうちに読んでお金に対する自分なりの考えを持てる大人になってほしいと思う。

  • 大人が読んでも心を揺さぶられることのある「よりみちパン!セ」。
    「金の価値」や「幸せ」について考えさせられる一冊。
    著者の作風を違った面から見ることができるともいえる。
    ※収益が全額寄付されるそうなので、こちらで紹介。

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