これから「ハリー・ポッター」の話をしよう

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著者 : 中村圭志
  • サンガ (2010年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904507674

これから「ハリー・ポッター」の話をしようの感想・レビュー・書評

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  • 哲学と宗教的見地から見たハリポタ。
    ちょっと深読みしたい人向けだけれども難しくはない。
    割合ロンに焦点が強く当たっている感じは受ける。

    映画の魅力にアラン・リックマンを筆頭に置いたところがですよねーと一番共感してしまった。

  • ハリーポッターは5巻で挫折していたのですが(登場人物の多さ、話の複雑さに…)
    この本のおかげで、再び読み進められそうな気がします。
    ストーリーやキーワードが分かりやすく整理してあります。
    改めて本編を読むのが楽しみです。

  • 所詮児童文学……と思っている方には目から鱗の内容かも。
    ファンにとっても長大な本編を理解するための見取り図として非常に役立つ一冊。
    「道化としてのロン」に関する考察は斬新かつ納得。

  • イラストを用いた図や表が多様してあってわかりやすい。「最後まで読んだ!」という方にも、「最初は読んでたんだけど…」という方にもおすすめです。次に読むときは少し違って見えるかもしれませんよ。

  • ハリポタが好きで哲学に興味があるので読んでみたが、一つ一つに納得はするが、おっなるほど!と感動するほどのことは書いていなかった。
    普通に原作を読み込んでいたら分かることだと思う。
    文章は平易で読みやすい。
    ハリポタをあまり知らない人が読んだら、原作を読みたくなるに違いないとは思った。
    本の見た目は◎(笑)

  • 今日本語で出ているハリーポッター関連本で一番ためになる本。他の本だと原作を読めば分かる情報を整理して紹介しているだけだが、この本はそれぞれにどんな意味があるか解釈している。



    徹底的に現代に、世俗に合わせたキリスト教的思想。
    他社犠牲の愛を重視するキリスト教性。
    公正、公平をテーマにした「差別」に対する問題提起。

    12巻は児童文学
    345巻はライトノベル
    67巻は宗教的物語

    「求めないものが与えられる」
    「死は善悪関係なく降り注ぐが、大切なのは生の質」

  • 素晴らしい解説本。計算されているのだ。

  • ハリポタの話をざっとまとめて総復習!登場人物も多くて、スネイプに関することとか自分のあやふやだったことがちょっとすっきりしたかも。映画公開が待ち遠しい!

  • 平積みにされているこの本に目が吸い寄せられて、手に取りました。
    まんま、『これからの「正義」の話をしよう』と装丁が一緒です。
    ここまで臆面もなく、あざとい作り方をしているのに笑ってしまって、読んでみました。

    著者は宗教学専門なので、内容はきちんとしています。
    ハリポタ各巻ごとのまとめや寓意的ロジックについて記されており、「20歳になってわかる」とサブタイトルにあるように、大人向けの読者年齢層を対象として書かれているような難しさがあります。
    子供にもわかりやすい関連本はたくさん出ていますが、こうした少し難解な本はあまりなかったように思います。

    全巻読み通しましたが、膨大な話のために、いろいろとこんがらかっているところもあり、全貌を把握するのに役立ちました。
    また、五大魔法アイテムとして、「賢者の石」「逆転時計」「トレローニーの予言」「分霊箱」「死の秘宝」について説明してあった章は、理解を深めるのに役立ちました。
    特に「分霊箱」は7つもあるので、なんだか頭の中でごちゃごちゃしていたのが、作成年・破壊年(巻)・破壊の道具・破壊した人などと表でまとめられていたため、すっきり整理できました。

    ロンの兄妹の表も、意外に助かるものでした。長男ビルと三男パーシーの区別がよく付いていなかったので。

    こんな装丁にしなくても、十分読者を引き寄せられる内容だとは思いますが、編集者でもある著者のいたずら心でしょうか?

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「公正」「責任」「愛」「生死」——
表面的なストーリーでは気づかない
ハリポタが描く「倫理的な原理」とは?
これが、映画ではわからない「シリーズ全7巻」の論理構造
ハリポタに出てくる寓意的ロジックは、ハーバード大学・サンデル教授の人気《哲学》講義にも似た抽象性をもっている。
ハリポタは寓話だ。寓話というのは、論理家や哲学者の「思考実験」に似ている。(中略)正義の少年ハリーが闇の帝王ヴォルデモートと対決するというプロットはマンガ的に思われるかもしれないが、論理的な「原理」を描いている限りにおいては、大人にとって十分現実的な頭の体操となり得るのだ。作者ローリングはかなり頭がキレる。ハリポタ世界はお伽の国という以上に、まず、思考実験の世界なのだ。これまでのハリポタ関連本は、読者ガイドであれ、小説それ自体の論理構造の追究が不十分である。本書の狙いはこの領域の開拓にある。(「はじめに」より)

これから「ハリー・ポッター」の話をしようはこんな本です

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