「我」を張らない人づきあい (仏教対人心理学読本)

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著者 : 小池龍之介
  • サンガ (2012年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904507841

「我」を張らない人づきあい (仏教対人心理学読本)の感想・レビュー・書評

  • タイトルに「我を張らない人づきあい」とあるが、「相手を不快にさせない話し方」などのよくある対人関係におけるギミックについて触れられているわけではなく、人と人との関係性の中で発生する自己承認欲求の派生のメカニズムが解説されている。快・不快という「刺激」から、過去の記憶ベースを基に脳が情報処理を施し、悩みや苦しみが産まれていく(この徹底した内面凝視・自己観察はさすが坊主だと思った)。全体的に対人論というよりも自己愛の手放し方に主眼を置いた内容で、自我そのものは存在しないという認識を促す構成だ。

    実践的な手法については他の著作に詳しいが、「考え方を変えよう」ではなく「歩き方や呼吸を変えよう」という手法は割と一般人の生活の中にも取り入れやすく、言われた通りにやってみると思いのほか効果があるから驚きだ。

  • 仏教関係の本の中で、小池さんの著者はこれが初めて。具体的で分かりやすいと思う。
    わたしが気に入ったところは、自我は存在しないという章。

    くるしい気持ちや楽しい気持ちなどすべては何一つ自我の働きによって生じたものではなく、単純に、こころの動き、ということである。
    他からの刺激に自動的に反応しているだけ。

    五蘊が勝手に身体の中を流れてくー
    情報を勝手に認識して勝手に反応しちゃってるー
    ああ勝手に勝手に五蘊が流れてくー
    というふうに流れに身を任せていく、そこにはまったく、我はない。無我になる。

    池田晶子さんのNobodyの意味がよーくわかる。

  • p120 私たち愚かな男子はついつい自分が大好きな音楽などを好きな女子に共有させたがる~女子側が気に入らないのを知っているのにも関わらず~いきなりやると相手に圧迫感を与えてしまう。「ありのままの自分を認めてほしい」「受け入れてほしい」が相手にとって脅威に。
    本来だったら相手がいやがることを「このひとのためならやってあげてもいい」⇒「自分にその価値がある存在」という妄想。
    p223 浮気する心理①不特定多数の相手が自分をうけいれてくれる②ずっといる相手はお互いに自分の暗黒領域をあびせはじめる→その圧迫感から一瞬逃れることができる

  • いかに、赤ん坊から社会人に至るまで、人間関係が「慢」に満ちているかをいろんなケース、章立てで解説している本。

    じゃあ、そレヲ、打開するには?というのは自分で考えるしかないんでしょうけれど、ヒントが少ないなぁー!!!

    でも、こういう考えを持っていたら、学生時代はもっと過ごしやすかったのではないかなと思った。

  • 仏教の教えから、人づきあいに関する内容を紹介している本。
    煩悩のことが分かりました。

  • なかなか内容が濃い

    P.85
    なぜ人は「我」に執着するのか?

    それは
    「我」は存在しないから

    このくだりは圧倒的でした

  • 頭でっかちではいけないのだろうけれど
    この本のいいたいことは、わかる気がする。
    でも、「自分などない」といったことが、いったいどれだけの人に理解できて、納得されるのだろうか。
    それは、頭で考えるのではないことなのだろう。
    個々の人間が、感じることが出来て、初めて納得されるのだろう。

  • 欲を捨てるのは難しい。

  • 人から好かれるために印象操作に夢中になる、って言葉にハッとさせられた。
    たしかに“我”をはらず、自分を認めてほしいという衝動を抑えたらストレスのない人付き合いができそう。

  • 心の刺激にセンサーを。心の動きに我などない。その心に自分を入り込ませて自我だと錯覚しないように注意したい。

  • 他の本は好きだったけど、これは少しくどい気がした。

  • もう怒らない、沈黙入門に続いて読んだ小池龍之介さんの本。うなずけることが沢山あって、こんな風に生きていければ楽なんだろうなと思うけれど、なかなか難しい(汗)それでも、政治を見てもテレビを見ても「我を張っている」人ばかりが目につく昨今で、ふと自分を見つめ直すきっかけを与えてくれました。

  • "私たちは無力であれば無力であるほど、惨めであれば惨めであるほど、他人から受け入れてもらいたくなり、モテたくなるのです。"

  • 「煩悩の黒幕:無力感」。「3.無我の自由」の章は、なるほど、うなづけることばかり。前読んだ、「考えない練習」といい、なるほど考えさせられる内容だ。

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