消されたマンガ

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  • 鉄人社 (2013年7月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904676806

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消されたマンガの感想・レビュー・書評

  • 本書は1940年から現代までのなんらかの事情で単行本未収録になった「消された」マンガをまとめたものです。
    消された理由は、差別表現、エロ、著作権違反、事実誤認、団体からの圧力…など多岐にわたっていて、時系列で紹介されているので時代とともに消された理由に変化があることがわかってきます。
    『ゴルゴ13』や漫☆画太郎作品が消された理由は想像できるのですが、まさか『ちびまる子ちゃん』や『あんみつ姫』にも消された回があるなんてびっくりしました。
    赤田祐一とばるぼらのサブカル番長コンビが、綿密な調査をして私見を挟まず事実だけを淡々と書き綴っているところに、消されたマンガへの哀悼の意を感じました。

  • 表紙の印象から受ける、悪趣味、露悪的な内容かと思いきや、何故そのエピソードが問題となったのか等の背景にも切り込みながら、様々な表現規制に対するサンプル集のような興味深い内容にもなっています。
    最後に、表現規制の年表も、取り上げられたエピソード以外のものも俯瞰的に眺めることのできるよう良い効果になっていると思います。

    表現規制問題に対する、格好の入門書かと。

  • 色々な理由によって発禁をくらった漫画を紹介した本。
    こういう表現規制がテーマの本は見つけたらつい読んでしまいます。
    エログロ、パクリ、差別や宗教問題…色々な理由の中で、キャンディキャンディの内輪揉め問題が一番悲しい気がした。

  • 構図としてはいつの時代も同じ。
    ただ、昔の人のほうが冒険している感はある。

  • マンガ表現も自由ばかりではない
    規制対象として政治的 なもの 性風俗に関するものがある
    最近は自主規制としてやめてしまうものがあるようだ
    マンガ文化の成長期にマスコミ世論の風当たりが強かったことによる
    インターネットの普及により裏に流通しているものもあるとおもわれる

    自主規制ってなに?
    店名を一文字変える
    ネットサイトの固有名詞はダメ
    写真人物に目ベタ線
    飲食店では酒のラベルを後ろ向き

  • つまらない理由で読めなくなったマンガが多すぎる。何を恐れているのか?

  • 代紋TAKE2はリアルタイムで読んでいて、露骨に消去されていたから驚いたものだ。
    表現の自由は難しい。

  • へえ、と思うことが多かったがまあ別に大層にまとめる程のことでもないよなとも思う。こういう記録も30年後には貴重になるのかな?

  • きわどい題材にもかかわらず、煽情的なところが微塵もない。淡々と事実を書き並べていくスタイルは、人によっては突っ込み不足と感じられるのだろうが、そういった要求はあまたある類書で充足可能だ。このニュートラルな筆致と、戦後すぐから現在に至る広い時代を(しかも深く。著者は相当に調べている)網羅しているところが、本書ならではの特徴であり特長なのだと思う。
    「発禁とは何ぞや」とか「言論の自由ガー!」とかいった「お堅い」語りがなく、題材も古典的なサベツだのジンケンだのの絡みにとどまらず、トレパク疑惑等の「やわらか」なものまで含んでいる。それこそが本書のアイデンティティであり、先例がいくらでもあるこのジャンルで、本書が新しく書かれた意義であるだろう。

    2014/5/28読了

  • マンガに日本の社会が透けてみえるところが良い。

  • いろんな漫画にいろんな事情があったんだなあ・・・と流し読み。ジョージ秋山がロックすぎますね。

  • 「消され方」にもいろいろあって、誤った知識で書かれたもの、他者の権利を盗んでしまったもの、そしてご親切なお方が問題だ、と声をあげているもの。それと、あえていえば、消されるだろうな、って覚悟して描いたもの。これらが複合的にからまって「消される」のかな。
    印象的だったのは、「コトが起きると知ったかぶりで騒ぎ出す進歩的文化人」のために、当事者がピエロになって猥褻裁判なんかやる必要はない。急に表現の自由の神輿を担ぐ奴なんか質が悪い、って。やあ、みんな耳が痛いよね。
    一つ一つはなるほどねえ、ですが、全体として何か貫くものが弱い感じ。マンガを消したのは何か、ではなく、消されたマンガ、だから、それでいいのかしら。後半のインタビューは生々しくてよい。
    それにしても、ジョジョのコーラン問題にもスポットをあててもらいたかったなあ。

  •  何をもってして消されていったのかよくわからない時代もあったんだな。すべてがすべて今現代で発行可能だとも思えないが表現の限度というのが時代を超えてそう変わっていなそうなのも感じた。

     のらくろも消されたマンガの一つだったのを初めて知った。

     巻末の当事者の対談で自分の立場をよくわかっていないような発言をしている人がいるのに疑問。製作者の気持ちもわかるがもう少し他社の目で見ることも必要なのではないだろうか。それで読者は自然とついてくると思うのに。

  • 【借りた】どの時代にもメンドクサイ人や集団っているね。エロいか、差別だから、不快だから、だから売るな、って発想がわからん。不快なら2度と見なきゃいいだけじゃないの?

  • 1940~現在まで、その時代時代の社会的背景による理由から、世の中から
    消されたマンガを集めて考察した一冊。

  • 資料的な価値はあると思うが、やや突っ込み不足か。こんなにたくさん要らないから、一つ一つのネタをもっと深堀してほしかった。それから諸事情あるのは理解できるけど、図版が少なすぎ。こういうものはやはり実物を見せないと説得力がない。

  • いろいろな事情で世に流通することのなくなってしまった
    マンガ作品やエピソードにまつわる話を集めた本。
    注目度が高く影響力の強さを感じられているものは、
    往々にして問題視の対象になりやすいのだなぁと思います。

    「マンガの神様」と言われる手塚治虫さんの作品にも
    そういった「描写」に冠する騒動が多いのはちょっと意外です。
    プラスマイナス問わず豊かな感受性で、
    長い期間・幅広いジャンルにわたり
    大量の作品を世に出してきた手塚さんだからこそ、
    人や世とぶつかることもまた多かったんだろうなぁと感じます。

    どんなことやどんな思惑が、
    どのように作用してこんな事態が生まれるのか。
    それもまた単純なものではないことを感じさせてくれます。

  • あの名作にもそんな事が!面白かった。

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消されたマンガの作品紹介

いわくつきの封印作品60本超収録。

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