- Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904702239
作品紹介・あらすじ
グラフィック・デザイナーの梅原真、原研哉による対談。土佐を拠点に活躍する
梅原真の仕事をまとめた『ニッポンの風景をつくりなおせ』刊行記念として
2010年7月に行われた公開対談では、10年来の友人でもある
“芸風”のちがうデザイナー同士の息のあった掛け合いが会場を魅了。
感想・レビュー・書評
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デザイン=おしゃれでかっこいいグラフィックをくっつけること
などと捉えられがちですが、梅原さんのやり方は違う。
とにかく手っ取り早く商品の魅力が消費者に伝わる方法、コミュニケーションの仕方をいつも考えていて、それをやってのけてしまう知識とバイタリティを持っている方。
デザイナー原研哉さんとの対談録である本書を読んでいると、梅原さんの語り口の温度が伝わってきてワクワクします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010年の対談をまとめた本。勉強になった。この本の中で触れられてた「観光」はこの9年で実現しつつある事柄。自分の地元多摩で活かすには何をしたらいいのか?を?考えながら読んだ。
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梅原真と原研哉の対談イベントを起こした一冊。
梅原さんの仕事を本などで知ることがあったので、仕事内容それ自体として真新しい話があるわけではない。が、語り口が突き抜けていて面白い。愉しいイベントだったんだろうなぁ。
「84(森林政策課)」の話では木の可能性も再認識したし、フロアからの川西さん(nextstations)の質問で明らかにされた、「高知県民」という地域性にも思いを馳せることができた。
一方聞き手の原さんはやはり、デザインとは、とか、日本はこれから、とかいったことを語らせると、なかなか(練り上げた考えを)持っている。 -
10年来の友人というお二人の掛け合いがめちゃくちゃおもしろい。実際に会場で対談を聴いていたら、笑いが止まらなかっただろうな。笑いつつも、本質をついた言葉が響く。
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「日本の風景をつくりなおせ」の著者と、「デザインのデザイン」の著者との対談。「『日本の風景をつくりなおせ』副読本」とあり、なぜデザインなのか、どうデザインなのかが直線的に語られる。業界異なるが、学校経営の方策にもなりうる揺れない姿勢と新鮮なヒントがある。但し、「ニッポンの風景…」を読んだ上でだが。
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「ニッポンの風景をつくりなおせ」について語られている対談録で、
実際のトークセッションをそのまま記録した一冊なんです。
梅原真さんは高知の一風変わったデザイナー。
長年高知でデザインの仕事に携わり、
多くの地元商品や地方でのプロジェクトを成功に導いてきた方で、
高知県黒潮町の砂浜で行なわれた「砂浜美術館」はその代表的なイベントです。
坊主頭に丸眼鏡をかけた巨漢の梅原さんは、
見た目も独特の雰囲気をかもし出しています。
金額の多少にかかわらず自分が納得できない仕事は絶対に請けない。
コンセプトがあいまいのままで話を持ち込む行政の職員は叱り飛ばす。
そうかと思うと小さな養鶏所の仕事に全力で打ち込む。
そういった仕事に対する考え方や取り組み姿勢に非常に共感を覚えます。
「ニッポンの風景をつくりなおせ」は梅原さんが手がけた作品をメインに、
依頼者やその背景にある出来事などが書かれている一冊です。
その"副読本"ですのでさらに奥深い内容まで書かれていて非常に興味深いんです。
この本を読むならぜひ「ニッポンの風景をつくりなおせ」を事前に読んでみてください。
また、既に読まれた方はこの対談集を読んでから、
もう一度「ニッポンの風景をつくりなおせ」を読むとさらに楽しめると思います。
デザイン好きの方はぜひ。
また、新商品や新事業を考えている方にとっても、
この2冊はオススメです。 -
草の根のデザイン、というか。そこに存在するものをブラッシュアップすることに長けている?なんかうまく言葉に出来ないが、また高知にいきとーなった。
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本書は梅原真さんと原研哉さんのトークショーをまとめたものです。
梅原さんの印象に残った言葉
「早くシンボルをつくり、そして伝達しやすい、相手が受け取ってくれる形を早くつくること。」
梅原さんの下積み時代の話が興味深かったです。 -
よっちゃんにこの人みたいなデザイナーになって欲しいと思った。地方のマイナスな所に可能性がある。
楽しくしたいねー。 -
暮れの京都でも本の読める明るいホテルにして良かった。梅原真と原研哉の対談は元気をもらえる。構想を提案するデザインの仕事を噛み砕いて説明してくれる。