カムイチカプ

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著者 : 藤村久和
制作 : 手島 圭三郎 
  • 絵本塾出版 (2010年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904716069

カムイチカプの感想・レビュー・書評

  • 神ってそういうものじゃないと信じたい

  • 版画による絵が迫力があって素晴らしかった。

  • 風が吹き荒れるシーンの勢いが良かった。

  •  シマフクロウの神が、高い木のてっぺんにとまり、海を見下ろしていると、海の彼方からシャチの一族が泳いできた。シャチの頭目は、シマフクロウの神に気づき、なみしぶきをあげずに、ゆっくりしずかに泳ぐようにいうのだが…。カムイチカプ=神の鳥=シマフクロウ。

  • カムイチカプとは アイヌの言葉で鳥の王、神の鳥という意味です。北海道でもっとも大きな鳥だというシマフクロウを、アイヌの人はカムイチカプと呼びました。

    カムイチカプと呼ばれたシマフクロウは、高い木のてっぺんにとまり、海を眺めていた。海ではシャチの群れが泳いでいた。
    若いシャチたちは、シマフクロウを恐れず、からかった。
    シマフクロウは怒り、大きな羽をはばたかせると、強い風がおきた。根が腐った木は倒れ、風とともに海へむかう。石や岩も波にまかれてシャチの群れを襲い、多くのシャチたちが死んだ。
    数年後、シマフクロウが海を訪れると、シャチたちはシマフクロウに敬意を払い、長い年月、それは変わらなかった。
    そこで、シマフクロウはシャチの一族を末永く見守ることにしたのだ。


    アイヌの人々にとっては、シマフクロウもシャチも神の存在。カムイとは神を表すもの。たくさんの神々に囲まれ、自然に敬意を払い、感謝して生きてきた事がかんじられる物語。

  • アイヌ語でシマフクロウ、鳥の神を表すことば。

    カムイチカプとシャチの一族のお話。

    若さの勢いに任せ、鳥の神を冒涜すると、
    山のてっぺんから風が吹き下ろし・・・。

    アイヌの人々が自然とともに生きてゆくとき、
    若者へ語り継いだお話、なのだろう。

    版画の力強さが、物語の力を増している。

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カムイチカプの大型本

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