ふゆのうま (幻想シリーズ)

著者 :
  • 絵本塾出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904716304

感想・レビュー・書評

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  • 手島圭三郎の版画の魅力が、画面いっぱいに広がる。
    登場するのは「枯れ葉の少女」と「ふゆのうま」だけ。
    秋から冬へと移り変わる模様を、このふたりが天を駆けて表現してくれる。
    ダイナミックな版画は、ときに空いっぱいの白い花や冬の鳥、冬の鹿、白いフクロウを流れるように表す。
    なんと力強く幻想的なその画面。
    冬の到来を告げるそれらは、夢のようで圧倒される。
    背中を丸めてしまいそうな冬の日に、空を見上げることを思い出させる作品。
    それにしても、1ページにどれくらいの時間をかけているのだろう。
    何しろ隅々まで凝っているのだ。
    でもこの作品は発想の自由さがある。手島氏は楽しかったかもしれないな。

  • ひとめぼれ。かっこいい。こんな風に出会ってみたい。

著者プロフィール

北海道生まれ。『しまふくろうのみずうみ』では絵本にっぽん賞を、『きたきつねのゆめ』はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、『おおはくちょうのそら』はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける

「2023年 『みずならのいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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