コルトハーヘン教授の教師教育学――教師の学びが変わる

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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904785867

作品紹介・あらすじ

世界の先端で行われる「教師を育てる方法」とは?
それをリードするコルトハーヘン教授とは、どんな人物なのか?

『教師教育学』で日本にも紹介され、教育界のみならず多くのファンを持つコルトハーヘン教授の理論と人となりの一端をインタビューとキーワード解説から紐解く。

 フレット・コルトハーヘン (Fred A. J. Korthagen)
オランダ・ユトレヒト大学名誉教授。経験からの学びの質を高める「省察」のプロセスに着目し、従来の省察モデルを改良したALACTモデルを提示する。2000年と2006年に、アメリカ教育学会(AERA)「授業及び教師教育に関する部門」の「模範研究賞」受賞。2009年に、アメリカ教師教育学会(ATE)優秀研究賞を受賞。オランダ国内はもとより、アジアやオセアニアにまでわたる20以上の国々に招聘されて、多くの学校や大学等でワークショップを展開している。主著Linking Practice and Theoryは、日本語を含め、4か国語に翻訳されている。

感想・レビュー・書評

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  • コルトハーヘン氏のワークショップと著者上條氏による公開インタビューに参加した。
    改めて、それが整理され、「ああ、こういうことだったんだ」とつながっていく本である。
    ただし、この本単独ではわかりづらく、『教師教育学』(武田信子;学文社)や上條氏編集の『教師教育』(さくら社)、『アクティビティで授業は上達する』と合わせ読むことが必要だろう。
    『教師教育学』は教師教育者(つまりは、大学の先生や指導主事)ではなくとも、教師なら読んでおきたい本だ。教師の研修は「自己研修」こそが核だから。そのすばらしいガイドになる。本書は、その『教師教育学』以降のコルトハーヘン氏の理論の発展を紹介している。
     とくに「コア・クオリティ」という概念は、自分の実践をリフレクションしたり、どういう方向に学びをすすめていくかということを掘り下げていく方法を与えてくれる。
     読んでいて、いろんなことがインスパイアされた。いい講演やいい本は、その本と直接は関わりのないことでのアイデアをたくさん生んでくれる。おかげで、寄り道、寄り道。
     今度、また、ノートとりながら読もうっと。

    • 鳩穂堂さん
      コルトハーヘン氏のワークショップと著者上條氏による公開インタビューに参加した。
      改めて、それが整理され、「ああ、こういうことだったんだ」と...
      コルトハーヘン氏のワークショップと著者上條氏による公開インタビューに参加した。
      改めて、それが整理され、「ああ、こういうことだったんだ」とつながっていく本である。
      ただし、この本単独ではわかりづらく、『教師教育学』(武田信子;学文社)や上條氏編集の『教師教育』(さくら社)、『アクティビティで授業は上達する』と合わせ読むことが必要だろう。
      『教師教育学』は教師教育者(つまりは、大学の先生や指導主事)ではなくとも、教師なら読んでおきたい本だ。教師の研修は「自己研修」こそが核だから。そのすばらしいガイドになる。本書は、その『教師教育学』以降のコルトハーヘン氏の理論の発展を紹介している。
       読んでいて、いろんなことがインスパイアされた。いい講演やいい本は、その本と直接は関わりのないことでのアイデアをたくさん生んでくれる。おかげで、寄り道、寄り道。
       今度、また、ノートとりながら読もうっと。
      2015/02/12
  • リフレクションについて、自分の見方が広がりました。

    こうやって、教師の力を伸ばしていけばいいのだと確信に変わりました(^o^)
    ただこれだけでは足りないので、「教師教育学」にチャレンジしてみます!

    ノートたくさん書きました。

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