対話の害

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  • さくら社 (2015年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904785874

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対話の害の感想・レビュー・書評

  • 「白熱教室」に代表される対話型授業が、学生の能動性を促進するように見せて、実は徹底して学生を受け身にしていると指摘している。言っていることは正しいが、何かに似ているなと思ったら「美味しんぼ」だった。素材のおいしさ(能動性)至上主義で、農薬・化学調味料(対話型授業)を全否定するところなど。また、筆者の池田氏は、『ある憲兵の記録』のエピソード(撫順戦犯管理所で強要されたと思われる)を事実として引用している。その鋭い批判精神がなぜか中韓関連だと発揮されないのも、「美味しんぼ」によく似ているのだ。

  • 相変わらず素晴らしい内容です。
    サンデル教授の授業方法には特に思うところはありませんが、単純な二項対立には反対です。
    人が陥りやすい思考であるからこそ、注意が必要です。
    そして、この単純化された二項対立が、様々な対立を生む元凶にもなります。
    ディベートに対する批判には、納得できない部分もありますが、他の部分は、概ね私も同じ考えです。
    一読をお勧めします。

  • サンデル氏の講演録を素材にした批判的思考。
    対話による学びを成立させるための基本的知識や技能の大切さを指摘する。

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対話の害の作品紹介

1 口頭でのやりとりに限定されている。文章を読み書きする方法は排除されている。
2 学生には質問させない。
3 学生に考える時間を与えない。考えるのを保留して考える自由は無い。
4 何を考え、何を考えないかの制約条件は氏が一方的に決める。

マイケル・サンデル氏の教育実践「ハーバード白熱教室」で謳われる「対話」。
しかしそれは学生が自由に考えることを禁じている「対話」であり、根源まで考え抜く力を鍛えるべき哲学の授業として適切なのだろうか?

外国の「偉い」思想家の言うことに容易になびく「知的植民地性」を指摘し、単なるサンデル批判に留まることなく教育方法についての無自覚・無知への反省を促す、骨太な教育論。

対話の害はこんな本です

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