親子の時間

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著者 : 庄野潤三
制作 : 岡崎武志 
  • 夏葉社 (2014年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904816127

親子の時間の感想・レビュー・書評

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  • 丘の上の一軒家に暮らす、妻と2男1女の5人との生活。この本のなかには、小さな家庭のよろこびが、たくさんつまっています。「こんな素晴らしい家庭をつくりたい」と読んだ人は思うのではないでしょうか。装幀は和田誠さん。持っていてうれしくなるような、函入の短篇小説集です。

  • 庄野潤三は不思議な作家だ。決して物語の筋で読ませるわけではなく、作家の身の回りに起きた事々を描いているだけなのに、外的要因、内的要因で傷つきささくれ立ち固くなった心にまるで慈雨のように言葉が染み渡っていく。1冊読了すれば、心は水を吸い込んだスポンジの様にしなしなと回復している。私は庄野潤三の文学を愛するひとりとして、この本がこんな不思議な作家に触れる端緒となれば、と願わずにいられない。最後の編者の文章で2012年に次男和也さんが早世されたのを知った。『明夫と良二』でおなじみの良二である。ご冥福を祈りたい。

  • 親子の何気ない日常、会話。子を思う親の気持ちが感じられる。みんな読んで~~

  • 生田の山の上へ行ったことがあったな

  • 夏葉社の本を読むのは2冊目かな?

  • 音や光、匂いまで伝わってくる様な、優しい小説。
    日々のささやかなできごとのひとつひとつが、幸せなんだなぁとシミジミ。
    静かで温かい本。

  • 庄野潤三の家族小説集。『山茶花』を除き、全て文庫未収録の作品が選ばれている。
    収録作は短編としても短めのものが大半だが、ちょっとした会話や景色が鮮やかに切り取られて、読んでいると気持ちがいい。特に親子の会話は暖かい。
    収録作で最も長い『山の上に憩いあり』は、河上徹太郎との交遊を描いたエッセイ。ジャンルとしてはエッセイになるのだろうが、庄野潤三の家族小説のように暖かい味わいがあった。この時代の文士は家に招いたり招かれたり、人間関係が濃密だなぁ。

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