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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904816141
感想・レビュー・書評
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激しく生きる人て、いるよね。
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さらさらと沁み入る、水のような本だった。
詩人田村隆一とその妻和子、和子の恋人の詩人北村との不思議な関係。そして彼らの傍で数十年に渡り和子を支えた著者、橋口幸子。多情な和子は幸子の夫とも関係があったことが仄めかされる。それでもかけがえのない女友達としてそばに居続けたふたり。
数十年に渡る怒涛の日々がみな昇華されて、いまは全てが愛おしい記憶。人と人との間のことは、本当のところは本人たちにしかわからない。当の本人だって只中にあってはきっとわからない。そして今こんなに素敵な本となったのだ。
長く余韻を残す。 -
2015/08/23 読了。
《珈琲とエクレアと詩人》のあとに読みました。