ちるはな、さくはな (リリ文庫)

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制作 : 緒田 涼歌 
  • 大誠社 (2011年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904835296

ちるはな、さくはな (リリ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • サスペンス…火曜サスペンス!!
    とても一般小説読んでる気分でした。愛憎模様も混じってるサスペンスドラマみたいな。サスペンスドラマは愛憎発端か。皆ナチュラルに男と恋愛してるだけで。BL!!て感じではなかったです。面白かったけど。そして怖かったけど!あの、日本独特の夏の湿った空気、暑いのにまとわりつくような、明るいのに陰鬱な空気が、じわじわ不快感でぞわって。本格的過ぎたら耐えられないのでBLで良かったなーと思いました。
    人が消えてそのおかしさに自分だけ気づくとか、怖い怖い。あと人間描写がそんなに抉って書かれてるわけではないのに、ありありと理解出来てしまって怖かったです。うまいんだろうな。空のおぞましい妖艶さ、空気で支配してしまってる感じとか、その一方で藍に対する誰も気に留めない扱いとか、かと思えばその実支配しているのは藍とか、そういう部分の描き出し方が短い描写なのにぶるっとしました。
    同じように双子の気質性質の描き出し方も面白かったです。願わくはそこを掘り下げて欲しかったよ…!勿体無い!折角心理的にねちねちこね回して描けそうな設定だったのに。前半は双子でくっつけばいいんじゃない?と思ってました(笑)やぁすごい双子でしたが。慰めてやってよって教師に言うとか。
    睡眠食事と一緒だから感情は関係ない、だから自分の方がいやらしいという考え方は思ってもみない方向だったので面白かったです。あと命の価値。成る程とすごく思いました。そこが本能と理屈の越えられない境界線というのも面白かったです。別に御説もっともと語るわけでなく、淡々としてるんだけど。色々考え方が詰め込まれてるのにひとつひとつは淡々としてるので、ともすれば読み飛ばしてしまいそうなのですが。
    あの場面での愛してる!には不意打ち過ぎて笑ってしまいました。全然スマートじゃない(笑)父親は意外な人でした。7歳だけど本気で延実かと思ってた。ら2人の関係も双子が思ってたのとは全然違いましたね。他者から見るとそんなもんって話ですね。
    BLじゃなくサスペンスと思えばきれいにまとまってるんですが、どっちもくっついた後が見たかった!からっと爽やかでしたけど!爽やかにこれからだぜ!的な終わりでした。1冊じゃ無理あるのわかってますが。

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