フォトジャーナリスト 長倉洋海の眼

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著者 : 長倉洋海
  • クレヴィス (2017年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904845776

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フォトジャーナリスト 長倉洋海の眼の感想・レビュー・書評

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  • また写真集を買ってしまった。しかも私の書庫には長倉洋海氏の写真集
    は何冊もあるし、パラパラとページをめくるとこれまでにも目にした写真が
    多かった。

    それでもやっぱり手元に置いておきたいと思ったのは、カバーに使用され
    いる写真から伝わって来る躍動感と、最初の見開きに掲載されていた
    アフガニスタンの戦士マスードの写真に魅了されたからだ。

    長倉氏の作品はマスードを知るきっかけにもなった。それだけではない。
    エルサルバドルの内戦やアパルトヘイト廃止後の南アフリカ、アマゾンで
    暮らす部族、極寒のサハ共和国などへ、私を運んでくれた。

    対象にカメラを向けるだけではない。出会った人たちとの絆を深めながら
    撮られた写真だからこそ見る者を惹きつけるのだろう。

    だから、私は長倉氏の作品が好きだ。子供たちや労働者、貧困の中でも
    逞しく生きる女性たち。みんなが輝いている。その輝きが1つのシーンと
    して、写真に残される。

    勿論、戦乱を写し取った作品もある。遺体の並んだ作品もある。世界は
    残酷だ。でも、美しく、逞しく、人々はその場所で生きている。

    コソボで家を失った家族が、新たな家を建てる過程を撮影した一連の
    作品は何度も見返してしまった。

    掲載されている作品すべてから、途轍もない力を感じると同時に、長倉氏
    がカメラの向こう側に向ける優しい視線を感じた。

    この写真集も永久保存版だ。またきっと、近いうちに取り出して眺める
    はずだからいつでも取り出せるところに置いておきたい。

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