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- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904884461
感想・レビュー・書評
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1. 最近読みやすい本しか読んでいなかったので、難しい本に挑戦してみようと思いました。
2.人間には獲得、親和、学習、防衛の衝動があるということから始まります(これらを司っているのは前頭前野)。学習とは、好奇心を満たしたいという衝動、獲得は他者よりも地位が優れていたいという衝動、親和とは、他者と相互に愛情で結ばれていたい衝動、防衛はあらゆるリスクから自分を守りたいという衝動と定義されています。
意思決定の時にはこれらが働きますが、この本では、人がなぜその選択(合理的、非合理的問わず)するかということを述べています。
3.やはり難しい1冊でした。各衝動がどのような役割を果たしているかについては理解できましたが、現実世界でどのように成り立っているかということを理解するためにかなりの時間を要しました。しかし、この本を読み切り、ある程度理解できたことに自信が持てるようになりました。これからは難しい本に積極的に挑戦していきたいです。
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なかなか面白いというか、さすがというか、主張したいことは「おもな衝動は4つあり、そのうちの一点だけを強化してもダメで、4つの衝動を満遍なく満たす必要がある」というだけなのだけど、その根拠となる研究なり仮説なりが本書の90%を占めるあたりがなかなかすごい。
ひと通りの知識があれば、多少の間違いがあるのにも気がつくのだけれど、それでも主張に大きな影響はない。これ読んで防衛機制に対しての見方がちょっと変わった。