元国税調査官が斬る 税務調査の真実

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  • マトマ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904934067

感想・レビュー・書評

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  • 4〜5

  • 税務調査対策について、現場経験者の立場から記載されており、説得力がある。税務調査の概要を知りたい場合は本書がおすすめ。また対応策も奇をてらったものはなく、至って全う。
    通達や国税庁ホームページの内容を否認根拠とされた場合、租税法律主義の原則通り、根拠法令が何であるか納得するまで調査官から聞き出す。
    一筆入れてください(申述書)との依頼があった場合、その内容に調査官側の都合のよい文面になっていないか注意深く確認し、納得できなければ拒否する。
    青色承認取消だ!と脅されても、修正申告は納得するまで応じない。なぜなら、更正処分は実際のところ面倒だから(調査をもう一度しなければならない、更正の理由附記をするのが面倒、税務署内で決裁をとらなければならない。)調査官もやりたがらないから。脅しでもなんでも修正を勧奨することになる。
    興味のある方は一読あれ。

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著者プロフィール

久保憂希也(くぼ・ゆきや)
株式会社KACHIEL代表取締役社長
1977年、和歌山県和歌山市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部入学。2001年、国税専門官第31期として東京国税局に入局。飲食店・医療業・士業・ 芸能人・風俗等の税務調査や、外国人課税事務、確定申告関連事務を担当。 2005年、東証一部上場企業に入社。新規事業・経営企画・事業戦略・M&A・事業提携を担当。在籍した4年弱の間に13のプロジェクトを成し遂げる。2007年、会社全体の営業利益の3分の1(約63億円)を計上する子会社の取締役に就任。グループ全体26社・3,000人の部下を統率する。2008年に独立し、経営全般に関するコンサルティング事業を行う株式会社InspireConsultingを設立。2016年、株式会社KACHIELの代表取締役社長に就任。
著書に『「数字」で考えれば、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA)、『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

「2022年 『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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