- Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905015185
作品紹介・あらすじ
シナモン村の丘の上、中庭のある小さな家で、ようふくなおしの店をはじめたきつねのモモーヌ。モモーヌと村のどうぶつたちの、心あたたまるものがたり。
感想・レビュー・書評
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きつねのモモーヌは、ちょっと不器用でユーモラスな動物たちのあつまる「シナモン村」で「たいせつなようふくなおします」とお店を始めました。お客さんの心に寄り添うモモーヌのようふくなおしに、みんな身も心もポカポカになって帰ってゆきます。
「ふくをたいせつにすると こんどは ふくが あなたをつつんでくれますよ」
モノのあふれた時代でも、ものを大切にする気持ちは失いたくありません。手仕事から広がる人の輪の大切さ。そんなしずかな願いが伝わるお話。低学年から
(八小学校図書館だよりの紹介より)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょうど今年の課題図書の「あなふさぎのジグモンタ」と重なる洋服直しのお話。
挿絵も十分にあるので、絵本から読み物への時期におすすめ。
「なおすって、たのしいな。だってさ、さっきまでさみしそうだったまくが、どんどんきれいにうれしそうになるんだもの」
「そうすると、こんどはなおしているわたしたちが、どんどんうれしくなるのよね」
読んだ子に、ものを大切にする気持ちをもってほしいです。
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図書館で予約して借りたら、ちょっと3歳9カ月には早かった。しかし母はめっちゃエンジョイ。小学生の時に読んだら絶対にはまったと思う。じんわり涙が出そうになる感じの素敵な話がぎゅっと詰まってます。洋服のおなおしって、いいなぁ。わたしも服をもっと大事に着たい。とりあえず穴の開いた靴下のおなおしやってみようと思います。
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シナモン村で、ようふくなおしの店をはじめたきつねのモモーヌ。村の動物たちは、服を大切にしています。やぶれたり、小さくなっても、繕い直したり。
大きな事件はないけど、動物たちのゆったりした毎日が心地よい物語。
モモーヌは町で仕事をなくしてから、自分をいらなくなったお針子だと思っていた。けれどシナモン村で、洋服直しの仕事がみんなに喜んでもらえることで、モモーヌはうれしかった。
誰かの役にたつ仕事をすることって、やはり大切。 -
きつねのモモーヌは、シナモン村で洋服直しのお店を開きました。
シナモン村のみんなは町の人たちと違って、洋服をとても大切に直してずっと着てくれるので、モモーヌのお店もにぎやかです。