政治と宗教のしくみがよくわかる本―入門編―

著者 :
  • マガジンランド
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905054863

作品紹介・あらすじ

話題のタブーとされる「政治」と「宗教」。なぜなら、そこには対立が起きやすいからです。ではなぜ、対立は生まれるのか?-それはあなたが「知らなさ過ぎる」から!グローバル化につきものの異文化コミュニケーションにおいても、大人の常識として必須の「政治」と「宗教」の知識を、元キャリア官僚で政治評論家の著者がわかりやすく解説した1冊。

感想・レビュー・書評

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  •  著者の引き出しの多さ、知識の深さが伝わってくる1冊。特に宗教周りは小ネタも挟みつつ、多くの“読ませる”箇所が含まれている。P72からの「新宗教と呼ばれるもの」の章は秀逸で、いろんな断片的な知識が一気につながった。
    「ほとんどの新宗教の元ネタは大本(出口王仁三郎)と吉田兼倶です!」とは納得。宗教弾圧の熾烈さからしても、昔は、相当影響力が大きい教団だったんだろうな。
     出口王仁三郎は、合気道の創始者、植芝盛平とも関係が深かったと別の本で読んだことあるし、相当な説得力があったか、精緻な理論構築をしてたんだろうね。本書でも折に触れて原典にあたることの意義を説いているので、“新宗教のタネ本”を読んでみたいものだ。
     読みやすくて、いい本なんだけど、惜しむらくはちょいと散漫な本になっちゃってること。
     宗教編と政治編と世の中のしくみ編とか、2〜3冊の本に分割しちゃった方がより面白い本になったんじゃないかなぁと。それだけの力量のある著者ですな。

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