どうでもいいことで悩まない技術

著者 :
  • 文響社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073185

作品紹介・あらすじ

日常生活には、イライラしたり、不安になったり、緊張したり、「悩むほどではないけれど、つい気にしてしまうこと」があふれています。そんな小さなことで、できれば悩みたくない。そこで本書では、その解決方法を「脳の仕組み」から考え、どのようなアクションを取るべきか、わかりやすく解説していきます。たとえば……

・イラッとしたら、まっさきにすべきことは?
・ケンカは「謝るが勝ち」なワケ
・不快な気持ちを整理するとっておきの方法
・優秀なビジネスマンがしているパニックを防ぐ方法とは
・モノを捨てると執着心が薄らいでいく理由

など、「つまりは気の持ちよう!」ではなく、日本を代表する脳科学の先生が、科学にもとづいたノウハウを紹介していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 今までに読んできた本に似た内容ではあったけれど、脳科学からの観点という部分が、自分の中に落とし込みやすかった。
    自分が一番楽になる考え方の、どうでも良いことは悩む必要もないのだと判断するための、ヒントになればといった内容の本です。
    脳が今こういう状態だ、と気付けることで、イライラした時やもやもやした時、冷静になれたり、対処法がわかるだろうと思うので、結局のところ、考え方をシフトするきっかけを作ることが大事かなと。そういう自分になれるための、読本だと思います。

  • 誰もが抱えている悩みにどう折り合いをつけて向き合うかについて、わかりやすく書かれています。
    専門用語などもわかりやすくしてあるので、とても読みやすいです。

  • ポジティブ思考の人のマネをする

  • 思い当たること多々あり。
    既にいろいろ言われていることも改めて再認識。

  • 目新しい事は書いてないのだけれど、重要な事はよくまとまっているように思う。

    やろうと思っていてつい忘れていた事。
    イラっときたり頭にきたら、まず深呼吸
    これで良いと思える生き方をする。自分の軸を作る。

    すべては継続することが大事。この本を読んだだけで終わらないようにしたい。

  • クヨクヨ、イライラ、不安、悲しみ、やっかみを避け、幸福を感じたい方へ。
    あまりピンとこず。

  • 聞いたことがあるような内容ばかりであったが、改めて読むと自分の知識の整理には、役立ったなと思った。

  • 臨床医から脳科学者に転向した作者が書いたものだからか、すごく説得力があったし、人間の悩みについてわかってくれているという感じがした。
    ストレスと向き合うことを重ねていくことで、だんだんと克服できる。
    得意な人の真似をする。
    困難を分割する。
    不安から意識をそらす。
    反復練習をして自信をつける。
    最悪の事態を想定する。
    過剰な期待をしない。

  • 「どうして人は、小さなことで悩んでしまうのか」を思考ではなく、脳の観点から解説した本。

    思考の観点から書かれた本は、散々読んで来たが、脳視点で書いているのを読むのは初。

    悩みに対する対応方法は、既存のものが多かったが、それが脳のどこの部分に対する方法なのか?がわかったのは面白かった。

  • どうでもいいことで悩まない技術
    2015/10/7 著:柿木隆介

    朝も夜も関係なく、いつでもせわしく動いている社会の中で、ぐるぐると情報がかけめぐって、それはストレスとして、知らず知らずのちに私たちの脳に負担をかけている。

    人間の脳というのは、理由や理屈がわかると「納得できる」「安心できる」「満足できる」という非常に冷静で知的な機能を持っている。脳や人体の仕組みから考え、理解し、その上でどう行動に移すか、どう考えていくべきかを本書は以下の6章により紹介している。
    ①どうして人は、小さなことで悩んでしまうのか?
    ②イライラをおさえるためにすべきこと
    ③不安と付き合う
    ④悲しい出来事との向き合い方
    ⑤まわりに振り回されない
    ⑥幸福感を生む習慣

    悩まない人はいない。
    適度のストレスは必要でもあり、悩み考え、乗り越えて成長できるということもある。しかし、人は本書のテーマであるどうでもいいことで悩んでいる。そして私もそうである。

    他人から見たら些細なこと。少し先の自分からしても些細なことであっても悩んでしまう。気の持ちようと言われたらそこまでかもしれないが、それを言っちゃあおしまいという感じもする。

    本書では脳科学者の著者により科学的に脳の仕組みを活用して対策を説明している。堅苦しい言葉はない。しかし、抽象的な言葉での説明ではなく、ひとつひとつ根拠づけて行動ベースでの提案をしてくれている。

    今の自分は悩みはゼロではない。
    しかし、スイッチを切り換えることによって悩み続けることはないようになった。悩むことのメリットやデメリットも理解できつつある。しかし、それだけでは説明できないような悩みもある。

    いろんな悩みがあり、人によってとらえ方も異なる。
    バランスが大切であり、対策も異なるということを理解しながら付き合っていくしかない。悩みの先にある良いことを期待しながら。

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著者プロフィール

1953年生まれ、福岡県福岡市出身。臨床脳研究の第一人者。自然科学研究機構生理学研究所・教授、順天堂大学医学部・客員教授、国立大学法人総合研究大学院大学・教授。日本神経学会専門医。九州大学医学部卒業後、神経難病の解明を目指し神経内科医となる。その後、より深い次元で人間の脳機能を研究するためロンドン大学医学部神経研究所などを経て、39歳より現職。文部科学省、厚生労働省、環境省の大型研究プロジェクトのリーダーを務め、国際学会での招待講演もコンスタントに行なっている。研究テーマは多岐にわたるが、近年は「顔認知」と「痛み・痒み認知」研究に力を入れている。著書は『どうでもいいことで悩まない技術』(文響社)、『記憶力の脳科学』(大和書房)、『読むだけでさみしい心が落ち着く本 Look at me症候群の処方せん』(日本実業出版社)など多数。テレビなどを通じて脳科学の啓蒙活動も行なっており、本書では巷で言われている「脳科学的なこと」の真偽を、最新の脳科学研究から分析。「常識」のように語られることの中に潜む「エセ科学」をあぶり出しながら、科学的に実証されている「脳にいいこと・悪いこと」を示している。

「2017年 『脳にいいこと 悪いこと大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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