私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない

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著者 : 小倉朋子
  • 文響社 (2015年11月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073239

私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれないの感想・レビュー・書評

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  • 長いタイトル。でもそのものズバリ。わかりやすいです。
    食の達人ならではの説得力ある「食べ方指南書」。
    でも「食」よりも、いわゆるハウツーものを書くための
    要素の方が印象に残りました。
    決して私が本を書くわけではありませんが。
    説得力が出る条件を、本書は満たしている、と思ったのです。

    その一つは、「~ですよ」という言い方。
    上から目線でおすすめするときの口頭表現です。
    なるほど、と思う人と、余計なお世話だ、と思う人とに分かれそう。

    二つ目は、同じことを何度か書くこと。
    例えば、食事は水に始まりコーヒーで終わる「食べ方」。
    一度だけだと「ふうん…」で終わりそうですが
    次にはインプットされます。

    三つめは、著者の強調したいところが太字で書かれていること。
    読者が受ける効果は大きいと思います。
    なんとなく読んだ気になるのです。

    こうして1冊読み終わったときに
    美味しいものをいただいたような満足感を得るのです。

    あと、挿絵の効果も絶大ですね。

  • 2016.9.26
    読み始めて、テーブルマナーの小倉さんだと気付いた。読み終わってなんだかすごくあったかい気持ち。最近街を歩いていて行ってみたいと思うお店をいくつか見つけて。雑誌やネットで見つけるお店探しもいいけど、自分の目で見つけるのはなんだかわくわく。
    食べることが大好き。ダイエットは常に頭をかすめるけど、感謝して美味しくいただこう、そう思わせてくれた本だった。

  • 故に食べることは大事!ってのは当たり前で分かっちゃいるのだが、では具体的にどう大事にすればよいのか、そのための実践的な「食哲学」が語られる。
    日々に接する食事だからこそ、ぞんざいに扱うことなく、きちんと敬意を払って向き合うことで、自分自身を磨いていけるように、出来る所から、少しずつ取り入れていきたい。
    いただきます、ごちそうさまは、日本にしかない言葉。食べる前に、命を頂くことへ感謝し、食後にも再度感謝する、そういう考えを当たり前のものとして、言葉に取り入れてきた日本をもっと誇りを持とう!といった話にとても共感するのでした。

    ・あらゆるものが手軽に食べられる形態でスーパーに並び、「命をいただくこと」を五感で実感しにくい時代。そんな時代だからこそ、五感をフルに使った食事を「意識する」ことがとても大事。

    ・人は大きく見れば「人」として一括りにできるが、もちろん個々の人間味は全く違うのと同じで、野菜や果物だって、1つ1つに物凄い個性がある。今日食べるトマトは唯一無二のトマト。そう思って慈しみながらじっくりと味わう。じっくり味わう時は「生」で食べるのがお奨め。個々の個性を存分に味わえる。

    ・まずは「視覚」で楽しむ。正面から見るだけではなく、縦横斜め、あらゆる角度から、眺めてみる。別の個性が発見できる。

    ・次に「嗅覚」。素材に鼻を近づけ、思いっきり臭いを嗅いでみよう。瑞々しい香りが鼻孔に流れ込む。体の芯から臭いを楽しんでみる。

    ・次に「食感」「聴覚」。歯触り、舌触りに意識を寄せる。噛む回数により、食感が徐々に変化していくことを意識すると、味わいがまったく違ってくる。噛みこむ時の「音」も意識してみる。シャリなのか、シャクなんか、パリなのか。自分なりの擬音語の発見を楽しもう。

    ・最後に「味覚」。口に含んだ時、噛んだ時、噛みこむ時、何回も噛んだ時、他の食材と合わせた時、調味料を加えた時、どう表情が変わるのかを楽しもう。

    ・本能の中で「食べる」という行為は唯一外から見られるもの。よって食べ方は生き方やその人自身の真意に直結している。

    ・喰らうではなく、いただく。

    ・食事7則。①フェイス・トゥ・フェイスの法則②指先フォーカスの法則③一口サイズの法則④自分ベクトルの法則⑤ノイズキャンセルの法則⑥絶景キープの法則⑦エンディング美の法則

    ・自分以外の万物に対して、身勝手なふるまいをしていないか。

    ・スープはすするのではなく、流しいれる

    ・ごはんをよそう→装い。ビジュアルの美しさ。

    ・ひとりごはんこそ、ぞんざいに扱わず、周りの目を気にせずにゆっくりと食と向き合える時間として、大切にする

    ・仕事に流された時間割ではなく、自分の意思で決められる時間割を持つ。食事の時間を活用する。

    ・いただきます、ごちそうさま。はじめと終わりの区切りをしっかりとつけることで、メリハリを。

    ・いただきます、ごちそうさまは、日本にしかない言葉。命を頂くことへの感謝、食べ終わったあとに再度感謝する、そういう考えを当たり前のものとして、ことばに取り入れてきた日本をもっと誇りにもつ。

    ・ランチョンマットを引いてみる。食事の空間に規律がうまれ、メリハリがでる。

    ・食器の凄さを考えてみる。もしもなかったらどうなるか。

    ・食器を定位置におく。左手前がごはん、右手前が汁もの、右奥が主菜、左奥が副菜。

    ・手料理セラピー。料理を頑張るのではなく、料理に救われる。

    ・ごはんを、無くなるまで噛み続け、味の変化する旨味をぞんぶんに味わい尽くす。

    ・常温ごはん。炊き立ての温かいご飯とはまた違った、米本来の味を楽しめる。

    ・口中調味。口の中でことなるオカズを組み合わせて楽しむ、日本にしかない食べ方。

    ・生卵を割って、黄味と白身とを混ぜ、冷凍する。常温で少し回答したのち、ごはんにかけ、醤油を少したらすと、とろりん食感のタマゴかけごはんが楽しめる。

    ・クッキーを冷凍して食べてみる。

    ・ほめたくなかったらほめないこと。自分に正直に。

  • ハッとさせられた。
    思い返すと「食事」というものに対して
    最近とてもぞんざいに扱っていたなぁ、と。

    我々が一生のうちに出来る食事の回数には
    限りがある。
    だからこそ、一食一食を少しずつでも大事にしていこう。
    そう気づかせてくれる一冊だった。

  • お師匠さま。ここまで食に愛を持ってる方はそうそういない。たまーーーに、五感を意識して食べてみよう。

  • 禽獣はくらい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。
    何となく食べていると満腹だけど満足にならない。
    食べる快感をやめるご褒美は翌朝に訪れる。

  • 自己啓発に近い内容かと少し身構えたが、そうではなく食を全力で楽しむための本という印象だった。食の楽しみというと単に「おいしいもの」を目指しがちだが、何を食べるにせよ身構え、心構えのようなものは必要なのだなと。実践してみると少し生き方が変わりそう。

  • 「エサ」が「食事」においしく変われば、
    あなたの心は強くなる。
    「食べたい!」と思ったら10秒間見る、
    割れたら悲しくなるほど愛おしい食器を持つなど、
    食を考えて半世紀の著者が初めて明かす、実践的食哲学。

  • 疲れているときこそ手料理、というのに、なるほど、と思った。出来合いですませようと買って食べると、洗い物もしなくていいし、時間もものすごくあるはずなのに、どうしてかとてもわびしい気持ちになることを思い出した。
    この本のとおりに、というのはちょっと難しいけど、この本を意識する、ちょっと思い浮かべてみる、というだけで少し何かが変わるのかもしれない。
    装丁がかわいくてキャッチーで、なんとなく思い出しやすいし。まさかそれを狙ったのかなあ。

  • 面白い。食に関する内容というか、著者の感覚が面白い。お話してみたい。まずはランチョンマット買おうかな。

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私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれないの作品紹介

食を考えて半世紀の著者が初めて明かす、テーブルマナー、五感での味わい方、ダイエット、手料理まで網羅した、まったく新しい実践的食哲学。「エサ」が「食事」においしく変われば、あなたの心は強くなる。

私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれないはこんな本です

私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれないのKindle版

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