賢者の非常食(IDP新書3)

著者 :
制作 : 和泉功 
  • IDP出版
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本棚登録 : 104
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905130024

作品紹介・あらすじ

非常食品ベスト20。非常時に力が出る究極のレシピ。小泉流大震災への正しい備え方。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に勧められてている食材を普段からそろえるようになり、コロナ禍の巣ごもりにおいても助かり感謝している。

  • 【きっかけ】乳酸菌の活用法を知るため

    少し厚みのある本と、最初に目次に並ぶ単語を見たときに、読み切れるか少し不安になったが、テンポの良い語り口と読みやすい文体で、思ったより早く読み終えることができた。第2章の免疫力に関するところは、自分の興味と重なったのでよりおもしろく読めた。

    乳酸菌のみの点で言えば、話題が限られるのでほかの本を読んだ方がよさそう。


    ♧がんのおおまかな原因物質→活性酸素 ウイルス 放射線
    ♧白血球のおおまかな種類→リンパ球(NKを含む)、好中球、マクロファージ
    ♧電磁波:長波→短波→マイクロ波→赤外線→可視光線→紫外線→ガンマ線
    ♧粒子線:アルファ線、ベータ線、中性子線
    ♧日本古来の麻は現状絶えている
    ♧連作障害の原因→土壌腐敗、病原菌(フザリウム)、ミネラル不足
    ♧腸内で乳酸菌の密度が高まると腸内の腐敗が止まりNK細胞が増える
    ♧日本は農薬使用量が多い

  • 日本人が長い間食べてきた食材、現代でも身体に良いお知られ食べられている食材(納豆や豆腐)が非常食にもなるとは思わなかった。実践しやすいレシピや知識なので、今日から試してみたい。
    味噌が放射能の感染を予防するとは、、

  • ま、タイトルはあれですけど、まともな本です。最近、また地震も増えてきていますから、災害食を見直すきっかけになりました。

  • 昔の日本人が食べてきたものを知ることで、食べること、生きることの本質を見つめる。1日に60キロも歩いた江戸時代の旅人のスタミナ源は?炭水化物やタンパク質はどう持ち歩いたのか?など、とても興味深かった。また、非常時に食べるものこそ基本的な食べ物でなくてはならないという主張にも納得。しかし、出典やエビデンスの示されていないことが事実のように書かれていたり、巻末のレシピが全く非常時用ではないなど、適当だなぁと思われる部分も多々。非常食をテーマにしたエッセイといった趣き。

  • 著者は海外旅行に大量に乾燥納豆を持参するという。納豆菌が腐敗菌や食中毒菌を腸内で攻撃・死滅させ食中毒防止に寄与するということである。これは自分でも試してみたい。

  • 発酵食品の大家、小泉先生が、和食と非常食について語る。
    珍しく?実用的な本です。
    非常食として準備、あるいは常備しておけばいい簡単なレシピも付いている。
    日本時の遺伝子が、的な内容は、事実だとしても書きっぷりがトンデモっぽくて痒くなるのだが、基本、面白い。
    鰹節食わないと。

    2017.5.13再読
    常備菜としてもしても良いんだよな。名著。

  • 納豆食べよう

  • 醸造・発酵学の第一人者、小泉武夫さんの著書。日本人が何を食べるべきかまた気がつかされた。

  • 日本人は何を食べたら非常時でも元気になるかを、日本人の昔ながらの食生活や体に基づきながら解説。
    沖縄の食と寿命の話は納得しました。
    非常食を改めて考える良い機会になりました。

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著者プロフィール

小泉武夫(こいずみ・たけお):1943年、福島県の造り酒屋に生まれる。東京農業大学名誉教授。専門は醸造学・発酵学・食文化論。専門的な話を、分かりやすく伝える達人。また食の未来を中心に、日本が抱える多くの大問題に挑んでいることから、「箸(★正字)を持った憂国の士」と評される。140冊を超える著作があり、小説も『猟師の肉は腐らない』、『魚は粗がいちばん旨い』など、専門的な知識に裏付けられた独自の作品が多数ある。


「2023年 『熊の肉には飴があう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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