こころに響く話し方

著者 :
  • アチーブメント出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905154983

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  • 「心に響く話し方」
    ○コミュニケーションの基本的姿勢
    「何事でも自分してもらいたい事は、他の人にもそのようにしなさい」
    相手の立場になって、問題解決する。相手の願望を叶える。喜ばせてあげようと相手中心のものの見方、考え方が伝達力のあるコミュニケーションの本質にある。

    伝達力のある人は、不要な事は話さない。相手の話をよく聞きながら、相手の伝えたい事相手の求めているもののバランスをとり、その人の興味、関心のある話題を引き出し目線のあった話をしていく。話し手は「この人は何を求めているのか」「どうなりたいのか」を探り入れながら、相手のウォンツに、フォーカスしてぶれてはならない。
    「人を見て法を説け」相手の求めているもの、知力、経験に合わせなければ、熱意や思いは空回りするだけになってしまう。
    ★7つのポイントー伝達力を手に入れる為にー
    1.相手の目線に合わせた話をする
    2.相手のウォンツに合わせた話をする
    3.相手の目を見て話す
    4.伝えたい事、相手が求めている事は違うことを知る
    5.立て板に水のような一方的な話し方をしない
    6.論理的に話す
    7.例えを使ってイメージしやすく話す
    フォーユーの精神で話をする事が大切。
    話は目的によって変化する。
    相手が求めているものをよく理解し、求めているものに沿った話をする。
    普段何気なく過ごしている日常でも話材はゴロゴロ転がっている。行きつけのカフェ、電車内、ランチタイムなど情報を得る為にアンテナをはれば自分が知らない情報を得る事ができ、コミュニケーションのデパートリーに入れる事ができる。何気ない会話から情報を集める。そこから何を学び、自分の人生にどのように活かしていくのかを考える。喫茶店で何気なくする作業の中でもアンテナを張れば他社の会話の中から自分の利益となる情報を得る事ができる。常に新しい情報に飢えていきたい。

    ピカソの話は心にグッときた!
    レストランでピカソに出会ったファンの一人が、ナフキンに絵を描いて欲しいとお願いした。ピカソは心良くナフキンに絵を描いた。ファンはタダで頂くのは申し訳ないとピカソに金額を聞いた。ピカソは金額を伝えた。ナフキンに描いただけなのにそれはとてつもない金額だった。
    ファンの人は言った。「なぜ、そのような金額になるのか」と。
    ピカソは「この絵を描くのに何十年もの時間を費やしてきた。」と言った。
    成果を出している人は夢が叶うその日まで目的、目標を持って努力をしている。決して初めから天才だったわけじゃない。成果を出す事で相手に伝わる事が出来るし、言葉に重みが出てくる。そして相手の心に響く話ができる。
    今の自分に当てはめ、セルフコントロールを毎日行い、思考管理、行動管理、自己評価を実施する事で一貫性を持った日々を過ごし豊かな人生を得ていく!
    やればできる!小さな積み重ねが大きな成果へとつながる事を信じ日々の努力をしていく。

  • 「話し方」とあるが、つまるところ相手の心に響くのは、その人の人生そのものや信念・思いによるところが大きいことを再認識できる本。
    「伝達力」とは、「人に何かを伝え、人を動かす力」と言い換えることができるそうだ。つまり、言葉が大事なのではなく相手を思いやる心=愛 が人を動かすのだと。原則として、伝えたいことに対して、100パーセントの確信をもっていることが大切。また、言葉の羅列ではなく、相手の求めているものに焦点が当たってはじめて「伝える」という行為が成立するということに納得。
    「相手のために」「100パーセントの確信と思いをもって」伝えられるものは何なのか、自身でじっくりと考える機会にしたい。

  • 伝達力の話としては基本的な内容だと思います。

  • GIVERであれ

    冒頭の「魅力的な人間は与えることを常に考えて」…が私のこころには、一番響きました。
    人前で話す機会が増え始めたので、改めて読み返しましたが、しっかりと準備をすることが大事であることに共感。ピカソのエピソードが面白かったです。
    オープニングとエンディングの挨拶の大切さ、メラビアンの法則など、基本を実践してこそ、本書の価値は上がると思います。
    プロとアマの話し方や、雑談をご自分の話し方とはばっさりと分けてしまっており、少し違和感を感じましたので、星は3つとしました。

  • 相手の求めているものを与える事が最も重要であり、それを知る為には相手を愛する事から始まる。
    相手の靴を履くことができるか。
    この深い問いと対峙し続ける事が"話す"という事かもしれない。

  • 2020.03.15読了

  • 相手を思いやる心が人を動かす
    思いとは愛なのである

  • 伝えるとはなんなのかがよくわかる本!
    セールスにもとても活かせると感じた!

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著者プロフィール

青木仁志(あおき・さとし)
北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネジャーとして数々の賞を受賞。その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年、32歳で選択理論心理学を基礎理論としたアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、延べ46万名以上の人財育成と、5,000名を超える中小企業経営者教育に従事している。自ら講師を務めた公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で毎月連続700回開催達成。同社は、Great Place To Work®Institute Japanが主催する「働きがいのある会社」ランキングにて8年連続ベストカンパニーに選出(2016‒2023年度、従業員100‒999人部門)され、また、日本経済新聞による『就職希望企業ランキング』では、社員数300名以下の中小企業にて最高位(2014年卒対象就職希望企業ランキング第93位)を獲得。著書は、40万部のベストセラーとなった「一生折れない自信のつくり方」シリーズなど累計64冊。

「2023年 『一生折れない自信のつくり方 実践編[文庫版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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