「悪くあれ! 」窒息ニッポン、自由に生きる思考法

  • スモール出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905158516

作品紹介・あらすじ

いや、もうなんで生き方を変えないのか。この本を読み終えたあとでまだ逡巡しているなんて、こっちが信じられない。(本書「おわりに」より)

国際ジャーナリスト/DJとして活躍するモーリー・ロバートソンによる待望のエッセイ集。トランプ現象、パンク、ダブステップ、禅、ドラッグ、人種差別……あらゆるテーマを縦横無尽に飛び回りながら、タブーなしで語り尽くす!
日本社会の中で窮屈な「グリッド」に縛られず「自立した個人」であり続けるための思考法がここにある。

はじめに
──見せかけの「一律」社会から逸脱するために

第1章 自己解放のすすめ
──「安全な日本」という前提はもう崩れている

第2章 不器用じゃダメなんですか?
──日本とアメリカの違いから僕が学んだこと

第3章 グリッドから解放された世界
──禅とダブステップでポピュリズムと闘う

第4章 音楽と全体主義
──パンクの矛盾とEDMの多様性

第5章 扉の向こうへ
──自分の目で世界を見つめてみよう

おわりに
──窒息ニッポン、それでも希望はある

感想・レビュー・書評

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  • 西洋音楽が孕む支配性とその脱却術としての音楽分解と瞑想。瞑想の果てに本来的自己を獲得可能と語る。音楽と技術を駆使した悟り。多様性へ開かれた人間が社会に革命を起こす。筆者の知的で冒険的な過去も語られ相当面白い。

  • 多様性の重要性、また単純化の恐ろしさが身にしみてよくわかった。

  • 潔癖な社会から羽ばたいてもっと自由に!
    ざっくばらんとモーリーさんの言いたいことを書いた本です。
    黒モーリーと白モーリーのどちらかというと黒モーリーよりの記載内容です(本人が直接語る言葉に比べればだいぶ漂白されていますが)。
    音楽、政治、性、ルールの凝り固まりから抜けて一歩引いてみてみる。と同時に体当たりでぶつかる。そこから見えてくるものがあるし、そうしないと語れない言葉がある。
    超純水や酸素だけの大気だけでは生きられないように、清濁併せのんで生きていくことを教えてくれる一冊。
    大学生とか高校生とかが読むと、チャクラが開いて受験に合格できるようになるかもしれません。

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著者プロフィール

1963年、ニューヨーク生まれ。
アメリカと日本を行き来しながら日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時合格。東京大学を1学期で退学し、ハーバード大学に入学。ハーバードでは電子音楽を専攻し、アナログ・シンセサイザーの世界的な権威であるイワン・チェレプニン氏に師事。1984年に初の著書『よくひとりぼっちだった』(文藝春秋)がベストセラーになった。1988年にハーバード大を卒業した後、日本に渡りラジオパーソナリティーとしての活動を経て、現在は国際ジャーナリスト/DJ/ミュージシャンとして精力的に活動中。近著に『挑発的ニッポン革命論 煽動の時代を生き抜け』(集英社)がある。

「2017年 『「悪くあれ!」窒息ニッポン、自由に生きる思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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