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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905325031

感想・レビュー・書評

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  • やっと読み終わったー。圧倒的ボリューミー。
    メジャーとマイナー、ハイカルチャーとサブカルチャーのように昼の世界と夜の世界が比べられていて、おおまかに分断すると昼の世界は政治・マスコミを始めとするお茶の間や生活、夜の世界はパソコンの中。
    けれど最近なんだかパソコンの中の世界が現実に浸食してきてる気がしないか、このまま行くとそうなるんじゃないのか、っていうわくわく感に満ちあふれている。いま現在の話。

    特集:僕たちは<夜の世界>を生きている
    ・日本的情報社会のポテンシャル
     <拡張現実>=ソーシャルメディアの時代
    ・日本的想像力と「新しい人間性」のゆくえ
    ・いま東京と東京論を問い直す
    ・「装い」の環境分析
    ・安藤美冬
    ・水無田気流

  • 猪子寿之の対談に興味があり手に取る(安易)

    日本の未来をサブカルチャーの視点から考え、著名な方々がお互いの専門領域を超えて日本の未来についての様々なテーマについて議論している。

    新たな文化創造拠点、ボカロ文化、アイドル文化、ファッションの行く末、新たな家族構成と都市の関連性などなど。

    非常に面白い内容で、ボリュームもある。

    利益を追求するビジネス目線ではなく、すべてのテーマで答えがでるわけでもないのだが、不確実な未来のことについて議論している内容を読むだけでもワクワクしてくる。

    ビジネスで日本のソフトパワーを押し出していく流れに、社会構造や法律が弊害となっているのはあると思う。
    ただしかし、サブカルチャーの力は絶大であるなあと思う反面、本当に日本を変えるだけの力があるのかについてをもっと腰を据えて話してもらいたかったところでもある。
    もちろん具体的なアウトプットまで落とし込むにはもう少しそれぞれ専門性が似ててかつテーマを絞る必要があると思うけれども。

    なんにせよ、本の値段に対するボリュームも考えて一読を進めます。

  • 評論家・宇野常寛が責任編集。20〜30代の論客が集結。現在の日本を<政治・経済=昼の世界>と<サブカルチャー・インターネット環境=夜の世界>と擬え様々なテーマを斬り込んでいく。彼らたちが注目を集める理由も頷ける。現状を知り未来に期待を。

著者プロフィール

1978年生まれ。評論家。批評誌「PLANETS」「モノノメ」編集長。主著に『ゼロ年代の想像力』『母性のディストピア』(早川書房刊)、『リトル・ピープルの時代』『遅いインターネット』『水曜日は働かない』『砂漠と異人たち』。

「2023年 『2020年代のまちづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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