魔法の世紀

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著者 : 落合陽一
  • PLANETS (2015年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905325055

魔法の世紀の感想・レビュー・書評

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  • 今のメディアアートやこれからの技術の未来を知ることができる。
    本書に登場する作品を深く掘り下げていけばより理解が深まると思う。
    ただ言葉遣いが独特で面白いんだけど分かりにくいところもあった。
    全体的には分かりやすくまとまっている。なにより読んでてワクワクする。

  • HCI年表として非常に役立つ

  • 研究者・メディアアーティストの落合さんの本。

    普段からいろいろ講演やテレビ出演されているが、「コンピューテーショナルフィールド」や「デジタルネイチャー」などについて、講演では話しきれないような深いところまで書かれているのでとても良かった。

    第1章ではコンピュータの歴史が、第2章ではメディアアートにおける文脈の変化がとてもよくまとまってて、ここだけでも読む価値がある。

    メディアの歴史を壁画・彫刻から辿るなど、すべての文章が過去の歴史を踏まえて書かれているのでとてもわかりやすくてとても参考になる。

    未来のテクノロジーに興味がある人にオススメで、特にコンピュータサイエンスに関わる大学生、大学院生にはぜひ読んで欲しい。

    --
    モリス・バーマン「世界の最魔術化」
    カームテクノロジー
    マクルーハン「グーテンベルクの銀河系」
    象徴的機械
    近場の見立てがあっという間に過去になる→ビジョンを定め長期的な活動を
    メディアアート作品の殆どが岩井さん達の90年代の域を出ていない
    八谷さん「メディアアートは溶けた」
    原理のゲーム。アルスでも増えてきた
    理系のアカデミアの役割:企業には扱えない超高額装置、企業では企画の通らないプロジェクト
    産業革命以前にはサイエンスとテクノロジーの明確な区別はなかった
    子供が書いた落書きの建築物がコンピュータの力で建つ
    「音が再生される光プロジェクター」「音が聞こえてくる触覚ディスプレイ」
    HapticTurk

  • 縦横のマトリクス状に配置された超音波スピーカーで音響場を操り、粒子状の物体を空中に保持して任意のグラフィックを表現する「Pixie Dust」等の作品で話題を呼んでいる若手メディアアーティスト/研究者の落合陽一。彼がコンピュータを中心にしたテクノロジーの進化を背景として、21世紀に来るべき世界観を、20世紀の「映像の世紀」と対比づける形で「魔法の世紀」と名付け、その社会的な意義、芸術的な意義について広範に語った一冊。

    かなり広範な問題系を扱っていることに加えて、多少ロジックが飛躍する傾向があり、前後の話題の論理的関係性が正直理解しにくいという難所はあれど、自分なりに「魔法の世紀」の特色をまとめるなら、情報を表現するメディアとその受け手である人間という二項対立的な関係性ではなく、それら全てが「場」の中に溶けていき、人間や自然さえもがプログラムで操作され、人間の新たな感覚が誕生するような時代、ということだろうか。歴史的に見ても、我々が自明のものと捉えている概念、例えば美意識でさえ、実は技術の進化によりアップデートされ、決して普遍的なものではないように、テクノロジーが支配する「場」を通じて、「魔法の世紀」の人々は新たな感覚を得ることができるとされる。

    本書が面白いのは、テクノロジー一辺倒の話ではなく(そうした話題なら、テック系の研究者やライターが既にその世界観を表現しており、目新しさはない)、メディアアーティストとしての顔も持つ著者が、古来からの美術史や20世紀のメディアアート史を参考にしつつ、「魔法の世紀」ならではの芸術論としても読める点である。特に、これまでの芸術様式(建築物を含む)を、環境自体に関するエーテルの動性と、その表現物自体が持つフレームレートの動性という2軸から整理したマトリクスはシンプルながら、論理的な説得力を持つ。

    これからも彼の作品に注目したい。

  • とにかく新しくて未来志向。

  • 魔術化された社会から脱魔術化された社会へ、そしていまの社会が再魔術化されようとしているというようなおもしろい視点がいろいろ出てきてよかった。

  • 2017年11月12日に紹介されました!

  • コンピュータを土台にしたMakers、とかいう次元ではなく、この世界・宇宙そのものを記述する。山本弘「神は沈黙せず」を地で行くような発想と実践力。レベルが高い、とかではなく思考空間自体が異なる、森田真生を読んだ時の感覚に近い。若い才能が先人の肩を、ジェットストリームアタックくらったアムロのように飛び越えていく感じ。

    適切な場を設定すれば物質(原子)を生み出すことすら可能なのか。量子力学的限界も、記述してしまえばクリアできるのか。人間の知性(理解力)とコンピュータ能力の限界は記述される場の精度の限界となるのか。

  • 本人の研究を交えてこれからの未来についてを説明。
    また「魔法=よくメカニズムが分からないもの」と考えると、最近流行しているDeep Learningに代表されるAI技術は答えが出るけどそこで何が起こったのか説明が難しい。そう考えると、魔法の世紀とはどういうものなのかを納得できる1冊であった。

  • ゾートロープ 
    →実際にディズニー展でみることができた。3度くらい繰り返しみた。

    我が闘争 映像とおんせいら マックスウェーバー 脱魔術化 黎明期 メタな視点 非メディアコンシャスの世界 アランケイ グーテンベルグの銀河系 本質と変革の思考 アイバンサザランド ディスプレイを物理空間のありかたとみなし、物体をコントロールできる部屋 彼に立脚している きら星のごとく。

    シネマトグラフとキネトスコープ 
    (箱の中をのぞいたもの)
    前者は大勢が見ることができ、金になるから栄えた コンテンポラリーアート マルセデュシャン 泉 島宇宙化
    →キネトスコープの良さを取り込んで何かできないか。視聴者が相互に影響しあえるキネトスコープは?少数で楽しむ映画。

    プラットホームとはインフラ機能を集約、共有化し、その基盤でのコストを下げる。しかし、全体批評性を失う マウスは人間の知性を拡張するためのものであり、インターフェースではない。

    アーティストとはあらゆる文脈を飲み込むプラットホームの同調圧に技術革新がもたらす原始的な感動によって挑み続ける存在 自ら問題・文脈をつくり、自らのユースケースによって解決する行為が高付加価値を産み出す。
    →メディアアーティストとはコンピュータその他の電子機器を利用した芸術
     1000兆分の1秒だけ持続する高周波レーザーパルスを発射するフェムト秒レーザーを使って空中に三次元の像を描く仕組み。触覚も与えられ、像自体の形も変わる。

    東洋見えるものは不変でも見えないものが変わる。花鳥風月を愛でる根幹
    動と静 人間中心のメディア装置から脱却する。 フェムト秒レーザー

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魔法の世紀の作品紹介

〈映像の世紀〉から〈魔法の世紀〉へ――。第二次世界大戦が促したコンピュータの発明から70年あまり。人々が画面の中の現実を共有することで繋がる「映像の世紀」は終わりを告げ、環境に溶け込んだメディアが偏在する「魔法の世紀」が訪れる。
若干28才にして国際的な注目を集める研究者でありメディアアーティストでもある落合陽一が、今現在、この世界で起こりつつある決定的な変化の本質を、テクノロジーとアートの両面から浮かび上がらせる。画面の外側の事物に干渉をはじめたコンピュータがもたらす「来るべき未来」の姿とは……?

魔法の世紀はこんな本です

魔法の世紀のKindle版

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