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- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905349235
感想・レビュー・書評
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毀誉褒貶の絶えない希代の選手ルイス・スアレスによる自伝である。
言うまでもなく彼は、稀有の人である。それは彼の経歴が物語っている。だが、それと同時に、彼は「田舎の気の良い兄ちゃん」でもあるのだと、そう知ることのできる自伝であった。
世間を騒がせた物事について、自分なりの意見やその当時の心境、プレッシャーなどを明け透けに書いていて、その内容には賛否もあるだろう。言い訳がましいと見る人もいるに違いない。だが、一人の人が、自身について弁明することは悪いことではないし、これほどまで直に意見が聴けるというのは大変貴重なことである。
そうしてその意見に耳を傾けていると、少なくとも彼の主張していることは理解できる。噛みつきを悪いと思っていないわけではないが、選手生命を脅かすようなタックルをする人間よりも悪いのか。なるほど、議論の余地のある反論だろう。言い訳だと一蹴してしまうには惜しい、一人のサッカー選手の意見である。
そうした様々な側面も絡めて、星五つと評価した。本当に明け透けに書いてくれていて、こうした正直な自伝がもっと増えるとサッカーファンとしては嬉しいところだ。
14-15シーズンのバルサ躍進を支えた彼の自伝が、CL決勝までに読めて良かった。良い読み物をさせてもらえたよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示