仏教と脳科学―うつ病治療・セロトニンから呼吸法・坐禅、瞑想・解脱まで (サンガ新書) (サンガ新書 56)

  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905425199

感想・レビュー・書評

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  • 科学で説明できない部分を宗教や哲学で補っている、と云うスタンスで読み出した一冊なので、若干話の噛みあわない部分が気になりもしましたが、まあ、そう云う物なのかな(笑)
    対談形式で進むので非常に読みやすく、解りやすく書かれています。瞑想大事だね。

  • 宗教家と科学者の対談。互いに互いの分野にとても造詣が深いと思われるお二人だが議論が白熱するにつれて互いの立場の違いがくっきりと浮かび上がってくるのがとってもスリリング。読者からするとどちらの立場も一方だけでは不完全で説明し尽くせていない様に感じるが、両者を統合する考え方と言うのはどういうものか全く想像もつかない。ロジカルだけど身体感覚に根差した禅問答の様な一見矛盾する考え。これも自己言及のパラドクスに陥っているということなのか。

  • この本やダライ・ラマの最近の神経学会などでの講演・対談を聞見していると、仏教と科学というのは割と親和性がありお互い相補し合って、人の心のありよう、心的ストレスの癒しや治療法の改善に向かって協力し合えるんじゃないかと、本書を読んで思った。仏教者でもなく特定の宗教を信仰している訳ではないので、宗教というものに何か猜疑的な印象を常々持っていたが、少なくとも心をどうやって平常に保ち、日常の生活を心穏やかに過ごすかということを、科学的な検証例(研究者側)と実践例(仏教者)を折まぜで対談されており、なかなか納得のいく内容であった。

  • 仏教と脳科学というタイトルに惹かれて買ったものの、お二方の対話が噛み合っていない部分が多々あったように見受けられたため、期待には応えてくれなかった印象。

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著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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