- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905447825
作品紹介・あらすじ
アングラ系街歩きサイトの巨頭「東京DEEP案内」が、サイト開設から9年半で培った膨大な情報量を基に、首都圏の「住みたくない街」「住んだら最悪そうな街」を徹底批評。
犯罪多発地帯、貧困層地区、暴力団事務所がある、カルト宗教施設・過激派アジトがある、不良外国人居住区、勘違いセレブが多い、ゴミ出しのマナーが酷い、低湿地・液状化地帯、工場・産廃業者が多い、ラブホテル・風俗店ばかりの街…etc。あえてネガティブ要素に焦点を当て、豊富な写真・地図を交えながら「絶対住みたくない街」をランキング化。
さらに、鉄道沿線別に住民の気質や特徴を解説した「鉄道沿線別”傾向と対策”」、住みたくない街・DQN地域の見極め方をレクチャーする「”住みたい街”と”住みやすい街”は違うよ、全然違うよ!」、首都圏の鉄道駅718駅分の特徴を綴った「ざっくりネタ帳」等、住みたくない街を炙り出すことで消去法的に見つける「住みやすい街」探しの新バイブル。
その他「ドヤ街」「バラック建築」「オウム真理教施設」など、家の近くにあると何かと面倒なことに巻き込まれそうなヤヤコシイ物件をまとめた記事、さらにはDEEP案内シリーズの鉄板ネタである「首都圏のコリアタウン」総ざらえ、加えてサイトには一切未収録の小平市「朝鮮大学校」や八王子市「創価大学」の学園祭への潜入レポートも収録。計504ページ(カラー368ページ+2色136ページ)にわたる充実のDEEPタウンレポート。
巻末には「貧民ゾーン」「インテリゾーン」など街の分類と格差が露骨に丸裸にされた「東京タウンマトリックス2017年度版」を綴込み収録!!
感想・レビュー・書評
-
面白い
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
図書館で遭遇した。東京DEEP案内のウェブサイトは、ちょうど去年くらいに台風で家に閉じこもっていたときにネットで発見し、暇つぶしに読んでいた覚えがある。
図書館から借りてきたその日、これを読みふけっていたら深夜3時になってしまっていた。
東京の不都合な地理的側面を知ることができるのが興味深い。歴史的な背景をもっと探究したいと思った。元々湿地帯だったとか、遊郭があったとか。
街の特徴マップは、実感を伴って理解することができる。
基本的には悪口が書き連ねられた本なので、ずっと読んでいると気が滅入るが。 -
辛辣。
-
ネットで暇つぶしに流し読む分には面白かったが、本という形にしてしまうと、基本的に悪口や差別的発言と捉えられてしまうような内容が多い為、一気に読むことは少しだけ疲れる。
差別をする側の視線がわかる良い本だと思う。
汚い居酒屋が立ち並んでいたり、風俗街ばかりでも、それが好きな人間は好きだし、結局は自分の心地の良い場所は自分で決めれば良いと思う。
あくまでデータであり、情報と捉え、先入観を持たないように気をつけたい。
-
月間ページビュー100万を越える人気サイト9年におよぶ活動の集大成。20あまりの「住みたくない街」はある程度知名度があり賃貸物件が豊富にある地域を絞り込んだ結果。他に、現場へのレポート多数、鉄道沿線別住民の気質や特徴を解説。
街ごとに全然性格が違う、というのがわかります。何が良くて何が悪いかは、人によって違う。これだけあれば、自分に合う街があるでしょう。 -
笑ながら読めたし、けっこう、首都圏の町、背景にある歴史なんかも軽く勉強になった。
-
「東京DEEP案内」という東京を中心としたアンダーグランドなスポットを紹介したウェブサイトの書籍化。
普通の観光案内には載らないような、悪い面から「住みたくない街」を紹介した本で、東京の街の暗黒面や香ばしスポットを色々知れて面白かった。
バラック住宅は何だかとても心惹かれる。地名をグーグルマップで検索しながら読んでましたが、すでに取り壊されている家も多く、近い将来には失われていく景色なのだと思うと切ない。
関東住みではないので、どこどこ沿線のどこどこ駅と言われてもピンとこなくて、沿線別傾向と対策、鉄道駅別ネタ帳は流し読み。場所が分かればもっと楽しめたと思う。大阪DEEP版も出ないかな。 -
マイナス視点で街を紹介する珍しい本。 低所得者層の多い街の成立過程のサンプルがたくさん載っている。都市シシミュレーション作るときの参考にしよう。