月曜日は土曜日に始まる―若い科学者のための物語

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  • 群像社 (1989年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905821328

月曜日は土曜日に始まる―若い科学者のための物語の感想・レビュー・書評

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  • チェーホフでロシアづき、久しぶりにストルガツキー兄弟のSFを読んでみる。ロシアのプログラマーが旅先で車に乗せてしまった2人組。この二人から紹介された不思議な宿「雄鶏の足がはえた丸太小屋」(バーバ・ヤガーだ。もちろん歩く)に滞在中におこる不思議な出来事が1話目。結局、二人にリクルートされてしまい就職。就職先の「魔法妖術科学研究所」で起こる様々なデイごとがルポルタージュ風に描かれます。世界各国の魔術・妖怪を隠れ蓑に60年代ソ連の風刺が描かれているのですが・・・なにせ、60年代ソ連の世界観そのものが異世界チック。厳しい検閲下での刊行のため風刺止まりとはいえ、共産主義の綻びも垣間見えます。もちろん西側社会は堕落した退廃的世界にデフォルメして描かれてます。そんな世界にホムンクルスをプログラミングして自分の分身で働かせるとかジンを呼び出す実験、タイムマシンのテストを行うだとかがからみあいますから、、ロシア風味たっぷりの幻想的小説となっています。早川書房で紹介されたこれまでの作品群とはまったく違ったインパクトをもっていて、奇妙な感じの作品です。面白いのか面白くないのか良くわからない。日本でいえばラノベの設定にでもなりそうな感じなのですが・・・事件は起こるけれそオチはこれといってなく、まさしく吹雪の舞う世界に防寒靴を履いて主人公と一緒に生活することになります。寒い夜にウォッカを片手にぴったりの本。ボルシチも食べたい。ダスビダーニャ

  • 1964年のソビエトSF。基本的にはドタバタ系なのですが、中々身につまされる、ワサビの効いたせりふもあります。

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月曜日は土曜日に始まる―若い科学者のための物語はこんな本です

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