願望機

  • 群像社
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本棚登録 : 69
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905821335

感想・レビュー・書評

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  • タルコフスキーに5回も書き直しさせられた挙句ボツにされた。というエピソードだけで泣ける。

  • 「願望機」「スプーン五杯の霊薬」の2つのシナリオを収めた1冊。どちらも人間の深層に眠る願い、欲望をシニカルに描いている。願望機では<<ゾーン>>を探索する3人の男たち、スプーン・・・では、不死の霊薬をめぐる人々の争い。いずれもサクっと読めるがとても深い。「人生に辛いことがなかったら、こんなにすばらしくないかもしれない」という言葉が心に残る。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=4905821339

  • シナリオの体だったのが想定外だったけど、ストーカー好きとしては十分楽しめた。逆を言うと、ストーカー、タルコフスキーに対してそこまで興味がなければイマイチ楽しめないかもしれない。

    ただし、併載の「スプーン五杯の霊薬」はもしかしたら本編よりも面白いかも。ロシアでは映像化されているらしいので、一度観てみたいが…。

  • 「願望機」と「スプーン五杯の霊薬」が収録されています。願望機はもうひとつの「ストーカー」と言え、原作の世界観が好きな方は、読み始めからワクワクすることでしょう。
    名前は出ず、役職名・コードネームで始終通すところも魅力となっています。
    スプーン五杯の霊薬は、平凡な2流作家が隣人のトラブルに巻き込まれ波乱が起こる内容です。
    物質的な原因で波乱が起こるのですが、最終的には精神的な葛藤が主題となり、人間そのものに焦点が当てられている作品です。
    2作品ともストルガツキーらしさ溢れる話となっている一冊。

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