巨匠とマルガリータ 下 第2の書 (群像社ライブラリー 9)

  • 群像社
3.87
  • (7)
  • (7)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905821489

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 3度目?やっと読了。5割も理解できていない予感が… また数年後に読もう。

  • 第一の書は、稲垣足穂の一千一秒物語を長編小説にしたらかくや?と思わせるような雰囲気。第二の書は、散り散りに妖しく明滅していた欠片が、おそろしい風速をもってひとつになる。伏線が美しく回収されるというよりは、爆破の映像を巻き戻しで見されられるような力技。
    全編を通じて、滑稽で、まがまがしい。世界観の濃さから一気に読み続けることが難しいのだが、むしろ少しずつ断片を味わうように付き合うのが「吉」ではないか。熱狂的支持者がいるのも頷ける一冊。

  • まるで黒魔術のような小説だった。人も死ぬし。

  • モスクワ、ロシアなどを舞台とした作品です。

  • 難解、こわい、ながらひきつけられる

  • 上巻参照。

  • ブルガーコフの代表作の一つ。
    ついに話はつながり、終幕を迎える。

  •  暗示が多すぎるし勢いのある展開で、正直読むのが疲れた。しかしその分、読了後に残るものがある。
     何気なく挟まれる名言の数々が印象的。
    「原稿は燃えたりしません」

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1891年、キエフで生まれる。ロシア革命の動乱のなか、モスクワで文学活動を開始。1925年、長篇『白衛軍』を雑誌発表、短篇集『悪魔物語』を刊行するが、反革命的との批判を受け、戯曲も当局による上演中止が相次ぐ。失意の中、発表の当てのないまま 『巨匠とマルガリータ』『劇場』等の作品を書き続け、1940年死去。1966年に遺稿『巨匠とマルガリータ』が初の活字化、各国語に翻訳されて劇的な復活を遂げる。

「2017年 『劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ミハイル・ブルガーコフの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×