教師=身体という技術―構え・感知力・技化 (身体関係論 (1))

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著者 : 斎藤孝
  • 世織書房 (1997年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906388615

教師=身体という技術―構え・感知力・技化 (身体関係論 (1))の感想・レビュー・書評

  • 『オッと驚いたり、ハッと気づいたり、腑に落ちたり、ズシンと腹に響いたり、解決のつかない問いがもやもやと胸に湧きだしたりするような「身体に響く学び」』
    教育と身体の関係性というと、体育など限定された教科をイメージしてしまいがちだが、この文を読んでそうではないなと思った。どの教科においても身体に響く学びこそが子どもにとって最も必要なものであり、教育と身体の関係は意外に深い事なのである。またおそらく、多くの教師が理想とする子どもの姿とは、この「身体に響く学び」を感じている子どもなのではないだろうか。
    そのために必要なのもまた、教師の「身体」であり、本書では構え・感知力・技化という三つに分けて、教師が身につけるべき「身体の技」を説明している。身体の技と言っても、高度で特別なことなどではなく、教師なら無意識の内に身についているようなものもある。
    例えば、感知力の一つで挙げられている「場を感じる力」とは、簡単にいえば、教室の雰囲気や生徒の様子を感じ取る力のことであり、ほとんどの教師が持っている力と言える。しかし、それを漠然と感じているのと、より子どもの雰囲気や教室の雰囲気を感じる具体的な方法を知っているのとでは大きな違いがある。
    本書ではそういった具体的な方法、つまり「身体の技」を知ることができる。どの「技」も授業を進める中で非常に役立つものであり、また子どもにとってもそのような「技」をもった教師は魅力的であろう。
    多くの教師が「身体の技」としては意識していなくとも、なんとなく感じている問題や必要だなと思っている力について書いてあるので、今まで感じていたことはこれだったのかと「身体に響く学び」が得られるのではないだろうか。
     教師を目指す自分にとって必要だなと思う部分が多くあり、実習中に授業が上手く進まなかったのはこのような力が付いていなかったことが原因の一つであると思う。また、完璧にはできなくても、これらの事を意識するだけでも全く違うであろうし、この中の一つでも次の実習で気をつけて授業を行ってみたいと思った。(羽田)


    よく、教師が生徒に指導していく方法が書かれた本はありますが、これは教師に求められる「身体」をテーマにした本です。この本で書かれている教師に必要なことは「場を感じる力」「聴く力」「存在を感じる力」だそうです。教師の身体が敏感でなければ、生徒の発するいろいろな物に反応することはできない。どうやったら理想の教師の身体になれるのか、といったことも書かれています。ちょっと分厚いですが、読んでみたら面白いと思います。(帖佐)

  • もっとも尊敬する人物の一人

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