小林多喜二 蟹工船

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  • 金曜日 (2008年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906605446

小林多喜二 蟹工船の感想・レビュー・書評

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  • あまりにも有名な作品だが、今まで読んだことがなかった。
    資本主義の下、過酷な労働を強いられている人々。
    名のある者が主人公ではなく、集団を題材に描かれたこの作品は、息の詰まるほど劣悪な労働環境であったことを知らしめている。
    対立的に描かれる浅川もまた、歯車の一部であったに過ぎないことが最後に描かれ、どの時代も労働者階級の構図は変わらないと感じさせられる。

  • プロレタリア派の文学者であるだけに、興味を持ちにくかったが、彼の作品を読んでみると人間の生々しさが感じられ、リアルな背景を想像しやすくさせてくれる書き方がすごいと思った。

  • 教科書では名前とともに非常に有名な作家だが、実際には、恥ずかしながら初めて読む。

    以前 National Geographic で蟹取漁(船)のドキュメンタリーを見たことがあり、その荒波下での漁の苛酷さを知っていたためか、非常に頭の中で映像化し易い文章であった。

    浅川の残虐さ、非人道的扱いについて憤慨するも、それ以上に、船夫にしろ、漁夫にしろ、弾圧を受けているものが何故抵抗しないのだろうか?多勢に無勢は皆も分かっているのだから、それを武器に戦わないのだろうか?と思ってしまう。

    不慣れなスト・交渉のため、幹部が連れて行かれてしまったが、その後再度のストは成功。虎の威を借りていた狐は、資本家から解雇という説明文で終わる。落ち着くところに落ち着いたので、何となく安心はするが、作品としては、その後どうなったかについては読者の想像にまかせておいても良かったようにも思う。

  • こんなに有名な(?)、重要な本を今まできちんと読んでなかつたことに気づいた。
    言葉の使ひ方に特徴があり、始めのページを開いた時に一瞬、舊字体・舊仮名かと錯覚した。
    これからまた何度となく読み返すことになるだらう。

  • 『蟹工船』1929

    雨宮処凛氏の解説、野崎六助氏の解題付きの金曜日版。

    プロレタリア文学といわれる小林多喜二の代表作。蟹工船での凄まじい現状、資本主義の残酷さを肌で感じることのできたような気がした。

  • 青空文庫

  • 言い回しは昔のままだけど、内容はいまに通じるところがたくさんあった。
    赤化運動ね。

  • 青空文庫で表題作のみ読了。

    虐げられる労働者の描写が生々しくて、苦しかった。
    日本でもこんなことがあったんだ。。
    今の自分は恵まれているんだと改めて実感。
    こんな労働環境じゃ生きていけない。
    弱い、甘っちょろい考えだと思うけど、守られた環境で働けている「今」って、幸せなんだなぁ。

  • 現実にあったこととして心にぐさりと響きました。「自分たちを守れるのは自分たちしかいないんだ」•••。彼らのような経験を経た人たちがいたから、今の日本があるんだと思いました。深いです。

  • プレカリアートであるワタシにはおよそ他人事とも思えん。
    しかし、反旗を翻す気にもなれない。力もない。
    金はないが、シヤワセに暮らしている。
    が、将来に対する漠然とした不安が無いでもない。
    それは、正社員でも同じか。
    生きるのは大変だ。でも、楽しい。

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